建築家・ナイトウタカシさんのブログ「パントリーはどれくらいあるといいの?」
パントリーはどれくらいあるといいの?
2022/02/24 更新
先日、とある家づくりの打ち合わせで、
お客様とパントリーの話で盛り上がりました。
他のみなさんは、どれくらいの量をパントリーとして
確保しているんですか?
という問いかけからスタートでした。
一枚目の家の奥様は、大の料理好き。
キッチンから直線で展開していくパントリーは、
3帖の広さあります。
3帖って聞くと、さほど大きさを感じないかもしれませんが。。
可動棚の幅として換算すると、5.4mほどの長さです。
それでもピンの来ないかもしれませんね(笑)
最近の戸建て住宅で、よく採用されるキッチンの幅は
2.55mですから、そのキッチン2本分の幅全てが
床から天井まで、可動棚になってるんですから。
伝わりましたか??
相当な収納量なんですよね。
話は戻りますが、こちらの奥様は、食材はもちろんですけど、
いろんな調味料なんかも使うそうですので、
それなりの量が必要になるようです。
実際、パントリー内は、いろんなモノでしっかり埋まっていました。
それと。
こちらのパントリーの奥に見えているのが勝手口。
駐車場からアクセスできるので、買い物動線がスムーズですし、
ゴミなんかも出しやすくて、便利ですよっておっしゃっていました。
玄関を経由して、パントリーでもいいのですが、
ゴミのことを考えると、勝手口なんかもあると便利ですね。
こちらは、キッチンの左側にある、三枚引き戸が、パントリーです。
一枚目の奥様ほど料理が趣味ではありませんが、
しっかりとパントリーは確保したい!という奥様でした。
こちらは、ちょうど、2.55mほどで、キッチンと同じ幅になります。
それでも、床から天井まであるので、大容量でしたよ。
少し奥行もあるので、ゆったりと収納できるそうです。
ちなみに。
このパントリーの位置関係は、こちらの奥様にとっては
とても使いやすいそうです。
キッチンから直線でつながっていくパントリーに比べて、
距離も近いですので。
折れ戸にせず、三枚引き戸にしたのもいいアイデア。
扉が、出っ張らないですし、調理中は、
2/3を開放しておくことができますから。
こちらの家も、キッチンの奥には、勝手口があって、
そこからゴミ出しをされるそうです。
パントリーの量は、あればあるだけ、ストックしてしまいがち。
今の暮らしを想像しながら、自分にとって最適な収納量を
確保するようにしましょう。