建築家・ナイトウタカシさんのブログ「繊細な縦格子が印象的な現代町家。事例紹介」
繊細な縦格子が印象的な現代町家。事例紹介
2022/01/04 更新
街並みに馴染むよう、控え目に佇む家。
繊細な縦格子が印象的ですよね。
町家をモチーフにした、こちらの家。
昨日、弊社サイトにて、建築事例として公開させていただきました。
外観はもちろん、内部もユニークで、魅力的。
お客様へのインタビューも掲載していますので、
ぜひぜひ、のぞいてみてください。
https://www.ntas.info/gallery/post_41.html
町家がお好みのご主人。
昔ながらのデザインを踏襲してもよかったのですが、
それでは、お客様らしさにつながりません。
そこで。
ベースとなるカタチは、古き良きデザインとして取り入れつつ、
格子や窓、素材を少しアレンジすることで、現代版町家というテーマで
外観デザインにしています。
色合いは、周りの街並みから逸脱しないよう、
落ち着いたトーンにしましたが、その雰囲気が、
まさにお客様らしい印象です。
こちらの家。
玄関に入ると、正面に見える光景に目を奪われます。
視線の先には、大きな窓。
そして。
その先には、上からの光で優しく照らされた植栽。
もちろん、室内ではありませんよ。
いわゆる、光庭というか、坪庭になります。
さらに、その奥の壁の丸窓も、いい雰囲気を創り出してくれてます。
(丸窓は、ご主人のこだわりの一つなんです)
この光庭のおかげで、玄関は、照明がなくても
明るく、いつも優しい光に包まれています。
お客様からうかがったお話ですが。
雪の降る日は、この光庭に雪が舞うので、
その美しさに、とても癒されるそうです。
家の中で、自然を感じる。
素敵だなって思います。
ちなみに。
家の中にこういった庭があっても、冬場に寒さを感じることはありません。
しっかりと断熱+気密がしてある上に、全館空調+換気を導入してるので。
年中、心地よく暮らしていただいてるんです。
のびやかに展開するLDK。
キッチンを中心に、三方へ展開していく、そのカタチは、
こちらのお客様だからこそなんです。
直線型のLDKでは感じられない、不思議な広がりを
感じることができます。
肌ざわりのよい無垢のフローリングだったり、
ウッドワンの無垢材のキッチンだったり、体に優しい素材を
使っているのも特徴ですね。
ちなみに。
先ほど玄関で見えた光庭は、ダイニングやキッチン、リビングからも
見れたりするんですよ。
いつも自然を感じられる家って素敵です。
最後に。。
建築家(設計士)さんとの家づくりを考えている方がいらしたら、
ぜひ、この事例のインタビューを見ていただきたいです。
お客様がされた経験は、まれなことでもなく、
実は、よく耳にすることだったりします。
実際、私のところへいらしたお客様で、他にもいらっしゃいます。
今後の家づくりの参考になると思いますので、
ご覧いただけるといいかなと思います。