建築家・ナイトウタカシさんのブログ「詳細設計をもとにいろいろ打ち合わせ!」

詳細設計をもとにいろいろ打ち合わせ!

2021/12/28 更新

昨日、こちらの地方でも、朝から夕方まで、雪が降りました。



道路に積もるまでではなかったので、車での移動でもよいのですが、

アチコチで、大渋滞。。



普段であれば、1時間ほどのお客様の家へ

実質2時間ほどかけての移動となりました!



かなり早めに出発したのですが、それでも15分くらい

遅れてしまいました。。



打ち合わせをしている最中も、しんしんと雪は降り続きましたが、

帰りの時間には、雪があがって、空に光がさしてました。



本日も、移動が多いので、天気よくなっていくとよいのですが。。







昨日は、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。



平日なのですが、お客様が、お休みをとってくださったので、

しっかりと、じっくりとお話する時間とさせたいただきました。



こちらのお客様は、現在、実施設計といわれている、

詳細設計をしている最中です。



家の大枠は、基本設計というプロセスで決まっていて、

その内容をもとに、いろいろと細かなところを作図しつつ、

おさまっているのかを確認していきます。



いわゆる、構造計算(許容お応力度計算)は、このプロセスで行います。

基本設計の段階でも、事前に計算するのですが、

さらに詳細な計算になります。



その計算結果をもとにしながら、各設備等との取り合いを

睨みながら、いろいろと検討していきます。



配管とか、ダクトなどですね。



その辺を踏まえて、基本設計から変更しなくてはならない場合は、

それを説明して、変更内容を共有しながら進めていきます。



詳細な図面を起こすことで見えてくることって、結構あります。

なので。

実施設計というプロセスも、とても大事です。



実際、それがなくて、家づくりが進んでいくこともあったりしますが、

とっても恐ろしいことだなって思ったりしています。



例えば。実施設計で作図する図面の一つに、展開図があります。

各部屋の壁面を4面見た図面になります。



この展開図をもとに、確認する内容って、結構あるんです。



例えば。昨日の例でいえば。

持ち込みの家具を設置するとします。



その家具が、地震で倒れてこないようにしたいので、

金物等で固定するための下地が必要です。



この下地の範囲や高さは、平面図では出てきません。

もちろん、平面の詳細図に文字で書きこんでもいいですよ。



でも。

平面の詳細図には、別の役割があるので、

展開図で書きこむ情報を盛り込むと、煩雑になって、

見えにくくなります。



結果。

工事する側が見えにくいと、見落としの原因にもなりえます。



なので。

展開図に書きこんだ方がよいものは、そこで表現して、

しかも、見やすくして、お客様にも共有したいですよね。



さらに。

展開図は、部屋のイメージを広げやすい図面ですので、

お客様に将来像を想像してもらうのに、とてもいい図面です。



しっかりと作図してもらって、イメージを広げながら、

設計内容をしっかり確認してくださいね。



そうそう。

昨日のお客様との打ち合わせは、こちらだけでしたので、

朝から夕方まで、雑談も交えながら、楽しく、じっくりと打ち合わせ

させていただきました。



途中に、お客様手作りのパンをおいしくいただいたりしながら。





年末年始は、ほんと、落ち着いてお話できるので、

ありがたいです。

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