建築家・ナイトウタカシさんのブログ「キッチン周りにタイルもいいのですが。」
キッチン周りにタイルもいいのですが。
2021/10/09 更新
白いキッチン。(一枚目)
シンプルですが、清潔感があって、人気はありますね。
白といっても、ピュアホワイトなのか、アイボリーなのか、
ツヤがあるのか、マットなのかでずいぶんと違ってきます。
シンプルだからこそ、しっかりと丁寧にセレクトしてくださいね。
さて。
今日の本題は、キッチン本体ではありません。
キッチンが取り付く壁周りには、耐火の目的と、
掃除の関係で、他部分の仕上げと変更することがほとんどです。
いつもお客様から、これ素敵!といって拝見させていただく画像では、
きれいなモザイクタイルなんか採用してますね。
タイルなので、油汚れなんかが浸透していくこともないですし、
もちろん、火には強いですし、なにせ、見た目がいい。
ここまで読むと、タイル推しのようですが(笑)
採用には、条件があります。
タイル表面は、ツルツルの仕上げがしてあるので掃除しやすいですが、
やはり、目地がどこまでいっても汚れが付きやすい。
その辺は、まめに掃除をしていただければクリアできるかなと思います。
いやいや。
それは、ちょっと手間ですとなったら、キッチンパネルになります。
キッチンパネルは、割り付けをしっかりすれば、目地はかなり少なくできます。
目地ができても、タイルに比べると掃除はしやすいタイプ。
おそらくですが、キッチンをセレクトするために、
ショールームなんかにいくと、キッチンパネルも紹介されます。
ちょうど、一枚目の写真がそうですね。
壁紙に馴染ませるため、あえてホワイトにしています。
ショールームでご覧になるとわかりますが、
圧倒的に白系統が多くて、濃い色は稀です。
だからといって、その中で選ばないといけないのか
というと、違います。
二枚目はどうですか?
ムラのあるブラックの壁面。
全てキッチンパネルなんですよね。
こういったムラのある質感は、とても人気あります。
モールテックスのような素材でもよいのですが、
やはり、汚れのふき取りやすさは、キッチンパネルならでは。
(ちなみに。モールテックスは長期で割れるのでご注意ください)
このムラ感で大事なのは、マットであることです。
ツヤがあると、印象が違ってしまいますから。
ツヤがないからといって、汚れが取れにくいわけでもないので、
キッチンパネルでしたら、どれでもよいですよ。
三枚目は、モルタルのような質感の
ライトグレーでマットな仕上げ。
ムラのあるブラックのキッチンに、とても合っていますよね。
見た目もよくて、掃除もしやすい。
いいですよね。
そうそう。
キッチンパネルは、キッチン等と同じメーカーでセレクトでなく、
アイカ工業のセラールという製品からセレクトがオススメ。
単色から石目柄、マットなモルタル柄、木目なんかもあったりします。
家づくりのパートナーに
キッチンパネルは、アイカ工業でセレクトしたい!と伝えてください。
いろいろ選べますから。
キッチンパネルにだって、こだわりましょう!