建築家・ナイトウタカシさんのブログ「いよいよ仕上がりのプロセスへ!」
いよいよ仕上がりのプロセスへ!
2021/10/07 更新
昨日、とある家づくりの現場へ行ってきました。
いよいよ。
仕上げの工程に入ってきています。
一枚目は2階の子供部屋なんですけど、
壁と天井がきれいに仕上がっていました。
ここまでくると、ずいぶんと完成に近づいてる感じです。
床は、すでに仕上がっていますが、
汚れ防止のため、養生がしてあって、隠してます(笑)
ちなみに。
この子供部屋は、ずいぶんと広く見えますが、
当初は一部屋で、将来分割予定です。
しかし。
ご覧の通り、日当たりは抜群ですね。
二枚目は、1階の階段まわりです。
階段の脇がリビングなんですけど、
レッドシダーの天井がとてもいい風合いです。
それと。
窓は相当大きいです。
天井から軒天へつながっていく感じが
何ともいい感じですよね。
階段は、木製のスケルトン。
視線を遮らないので、空間に圧迫感を与えず。
しっかりデザインしているので、
オブジェのようで、とても素敵になる予定。
三枚目で、チラッとこちらを見ているのは、大工さんです。
ちょうど、畳コーナーの押入をつくってくれていました。
この押入。
パッと見はわかりくいかもしれませんが。
床から浮いたデザインにしています。
最近、とても人気があって、よくつくりますね。
浮いてて、見た目、すごくスッキリでいいのですが、
おそらく、お子様のおもちゃなんかが置かれていくことが多いかも(笑)
それはそれですけどね。
壁に描かれた落書き(笑)
ではありません。
石膏ボードのつなぎ目をパテでしっかり押さえた結果なんです。
ここから、壁紙なんかを貼って仕上げていくことになります。
それと。
床に少し段差がついています。
腰かけるには、少し低すぎますが、
この段差があることで、一体の空間なんですけど、
視覚的に分離されたように見えるようにしています。
その段差は框という上の板をせり出すことで、
見た目をシャープにしています。
最後に。
天井に窪みがついてますよね。
これ。
ロールスクリーンを格納するためのボックスなんです。
畳コーナーを仕切りたい時には、
このロールスクリーンを下げて、空間を仕切ります。
普段はほとんど開いているのですが、
こういったボックスがないと、ロールスクリーンが
天井から露出して、見た目がよくないので。
といったように。
いろんな場所に、お客様のいろんなこだわりが満載です。
ご紹介してきた、細かなところへのこどわりの積み重ねが、
結果、お客様らしい家づくりにつながっていきます。
せっかくの家づくりなので、しっかりと、いろいろこだわりを持って、
自分らしさを追求してみてください。
そういった家づくりをしっかりとサポートさせていただいてます。