建築家・ナイトウタカシさんのブログ「ユニークな家づくりのアイデアにビックリ!」
ユニークな家づくりのアイデアにビックリ!
2021/10/06 更新
とある家づくりの現場です。
昨日、毎週定例になっている、現場での打合せへ行ってきました。
外回りでは、外壁を張る前に、金物などを設置。
内部では、大工さんによる造作工事が着々と進んでいます。
一枚目の画像で、奥に見えているのは、LDK。
そのうち、リビングとダイニングは、大胆に吹き抜けになっています。
ものすごい開放感です。
ハイサイド窓があるんですけど、そこからの光で、
LDKはビックリするほど明るくなるのが、今から想像できます。
垂直方向の抜け感は、開放感に直結しますね。
さらに。
奥に見えている窓も、二枚では最大のサイズ。
その窓が、南北両面にあって、水平方向にも視線が抜けていきます。
まだ、足場があったりするので、完全ではありませんが、
すごい開放感を実現できると思います。
それを見るのが楽しみで、仕方ないですね。
しっかり打ち合わせをして、次へ向かいました。
こちらで、お客様と待ち合わせ。
前回提案書をプレゼンした後、追加の御要望をメールでいただいて、
その変更案をお持ちするような流れでした。
御要望に対するリアクションとして作成した間取りをもとに
お話をしていきました。
実は、まだまだいろんな可能性があるプランでしたので、
いくつか問いかけをする意味で、別プランを提示しました。
例えば。
北道路で、南側に家が建つであろう敷地。
いろんなご要望を重ね合わせていくと、LDKは1階がよい。
ということで、1階LDKが前提条件になっていたんです。
ただ。
採光をしっかりと確保するのであれば、2階にLDKも
一つの可能性としてはあるはずです。
将来のことが気になる?
という話が出そうでしたので、将来エレベータスペースも用意。
これって。
口頭で話してもイメージがわきませんので、
一案としてプランをご提示して、問いかけを行いました。
2階LDKはどうですか?って。
これはこれでいいんじゃない?なんて話も出たり。
でも。
この可能性を提示しておかず、家ができてしまってから、
こんな案もあったのかと思っていただくのもいけないので、
しっかりと考えてご提案しました。
さらに、家づくりへの御家族間の話が深まりそうです。
なんて思いつつ。。。
話が急展開して、方向性が一気に変わっていきました。
実は。
ご主人が理想としていた家があるんです。
それって、家では今までに見たことないほどユニークで、
ある意味、「一般的な」発想からは、出てきません。
話の流れで、実は、その方向性が、すごくいいんじゃないか?
と具体的な方向性として話をし始めたんです。
イメージを共有できるよう、スケッチを描きつつですよ。
そのユニークさは、私の想像をはるかに超えていました(笑)
よほどのことでも、大体は想像はできてきたのですが、
さすがに、想像を超えてました。
かなり新しいことを含むため、技術的な側面から裏付けをとったり、
どう納めていくのかを考えていく必要がありますね。
建築家としてのチャレンジ精神をくすぐる、すごい家になりそうです。
燃えますね。
今日から、一気に詰めていく予定です!