建築家・ナイトウタカシさんのブログ「奥様専用のスペースがあってもいい!」
奥様専用のスペースがあってもいい!
2021/09/28 更新
とても賑やかな感じです。(一枚目)
こちら。
いわゆる、奥様コーナーなんですよね。
ご主人のスペースとしてよくあるのは、書斎。
その一方で、奥様の専用スペースとしてあるのが、奥様コーナーです。
こちらのスペースでは、奥様が料理をタブレットで調べたり、
アイロンがけをしたり、洗濯物をたたんだり。
そういった家事を中心に行うスペースという場所になることが多いので、
キッチンや水回りに近い場所になることが多いですね。
そうなんです。
いわゆる、家事動線上に配置するのがセオリーです。
こちらでこもって何かをするということでもなくて、
家事の一端をこちらで行うので、当たり前といえばその通りです。
一枚目の画像の場合ですと、奥は洗面・脱衣スペース。
手前がキッチンへとつながる動線になっているので、
まさしく家事動線の中間地点に配置されています。
少し通路のような感じですが、カウンター等をしっかり確保してるので、
落ち着いて腰かけできるような印象になってますね。
ちなみに。
こちらの奥様は、このスペースを、かなり多目的に使ってます。
アイロンや裁縫等の家事はもちろんですが、それ以外にも、
趣味であるスクラップブック製作をしています。
その作業がしやすいよう、しっかりとカウンターの幅を決めて
確保していますので。
上の本棚も、完全に趣味の世界になってますね(笑)
日中は作業すると時、手元が明るくなるよう、カウンター付近に、
横長の窓を設けているほどです。
せっかくの自分の空間ですので、しっかりと楽しみながら
過ごしていけるように、わがまま盛り込めるといいですね。
二枚目は、奥様コーナーといいつつ。
かなり機能性を重視したスペースになっています。
洗濯機の奥にある黒いカウンターは、アイロン台です。
隠れてしまっていますが、その奥に、勝手口があって、
そこから屋根のある物干場へと連続していきます。
しかも。
天井には、室内物干しがあるので、外で干しきれないときは、
ここへ干すそうです。
向かって左側。
実は、壁一面が、造り付けの収納になってるんです!!
この幅ですので、大容量だったりします。
アイロンはもちろんですが、洗剤等のストック、
タオルや下着等、収納されていますが、それでも持て余すほど。
(持て余すってすごいですけどね)
これだけ大容量な収納って、羨ましいですね。
床以外を白で統一した、清潔感のあるインテリアです。
三枚目も、奥様のスペースなんです。
ただ、上記した二つと異なるのは、部屋として独立してること。
洗濯をしたり、多目的流しで、汚れものを洗ったりもしますし、
正面の家具では、アイロンをかけるだけでなくて、
奥様が化粧をされたり、趣味の時間を過ごしたりされます。
アイロン台は、家具の中に組み込まれていて、
引き出せるようになっていたりしますね。
独立した部屋ではあるのですが、回遊する家事動線の一角で、
しかもここから直接物干し場へと出れるようになっています。
せっかくの奥様スペースなので。
家事だけでなく、そこでどんな過ごし方をしたいのか、
妄想を膨らませながら、いろいろ決めていけるといいですね。