建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家づくりの打合せで最初にやることは?」
家づくりの打合せで最初にやることは?
2021/09/13 更新
昨日、とある家づくりの打合せへ行ってきました。
前回、設計のご契約をいただいて、いよいよ正式に設計スタート!
購入を予定している土地で、前回ご提案していたプランから
ガラっと変更した案を作成してきて、提示しました。
実は、前回までにご提案していた土地で、
お客様の御要望を盛り込んでいくと、
家のカタチが、シンプルというより、少し変形したカタチになってました。
それはそれでユニークで気に入ってはいただいてたのですが、
別の敷地を購入することになったので、プランの組み替えが必要に。
それと同時に、予算を圧縮したいとのことでしたので、
規模を縮小しつつ、カタチをできるだけシンプルな矩形に近づけました。
贅肉をそぎ落とした、超合理的で、ミニマムなプランですね。
さて。
それをご提示しながら、打ち合わせをスタート。
前回までの御要望は、最大ではありませんが、概ね盛り込んでます。
ただし。。
LDKがずいぶんとコンパクトになったと感じた様子。
それもそのはず。
前回は、ずいぶんと大きなLDKでしたので、比較してしまうと。。
当たり前かもしれませんね。
でも。
打ち合わせをしていく中で。。
そもそもソファっているの?って。
奥様から大胆な発言があったりしました。
そこで。
ソファをワンサイズ小さくして、こっちに配置して、
ダイニングテーブルを主役にしてみたらどうか。
窓際に出窓ソファを設置したらいいのでは。
といった感じで、話していったら、
それはそれで、しっかり使えそうなLDKに見えてきました。
もちろん、広くてゆったりしたスペースは魅力かもしれませんが、
自分の暮らし方にとって、それが最適とは言い切れません。
その辺は、しっかりと話しながら、検討しながら、
確認しながら、変化させながら、決めていければと思います。
さて。これからどうなるか。
楽しみですね。
奥に見えているもの。
想像付きましたか?
はい。
そうなんです。
引き出しの把手です。
きれいな曲線を描いていますよね。
二つの違いは、ご覧の通り、その太さです。
ちょっとした違いなんですが、見え方が全然違いますよね。
こちら。
とある家具につける把手なんですが、
家具屋さんが、打合せで準備してくれたサンプルなんです。
左側のゴツイタイプも、カタログでは、いい雰囲気だった様子。
でも、実物取り寄せてみて、比較検討してみたら、
ずいぶんと印象が違ったようです。
そうそう。
打合せ中に、こちらの把手を、家具の引き出し部分に
当ててみせてもらいました。
というのも。
把手単体では、ゴツく見えても、使う場所とのバランスによっては
ほどよい大きさなのかもしれませんから。
その辺、しっかり確認いただいて、華奢なタイプで
方針決定しました。
こちらの家具。とってもユニークで、素敵なので、
ほんと楽しみです。
いろいろ書いていたら、ずいぶんと長くなってしまいました。。
今日は、この辺で!