建築家・ナイトウタカシさんのブログ「お客様と現場を一緒に確認!」
お客様と現場を一緒に確認!
2021/09/05 更新
キレイに資料を並べています。(一枚目)
が。。こちらは、とある家づくりの現場です。
資料を並べたのは、私なのですが、そもそも。その背景となる現場が
何にしても整理されています。
昨日は、現場は休みではなく、大工さんが工事していました。
いい、悪いは別にして、現場って、大工さんの性格が表れます。
こちらの大工さんは、いつも現場をキレイにされています。
作業途中でも、ごく限られた範囲は、木くず等はあるものの、
それ以外は、掃除して、きれいなんですよね。
結果が大事なので、プロセスは問いませんが、
そういうのって、気持ちいいなって思いますね。
昨日、こちらの現場で、お客様と集合。
工事の進捗を、一緒に見学してきました。
外部では、外壁が張り始めていて、その雰囲気が見て取れます。
内部では、フローリングが概ね張れて、養生で隠したところ。
壁の下地を張り始めるところでした。
1階の床には、無垢のフローリングを採用しているのですが
養生で隠れてしまっています。
ただ。
大工さんが気を利かせて、部分的に、養生をめくってくれたので、
その風合いや肌触りを、お客様に体感していただくことができました。
裸足でですよ。
特に、樹種がクルミだったこともあって、やさしい肌触り。
それを、体感していただけて、よかったです。
気を利かせてくれた大工さんに感謝ですね。
その後、いろいろ確認事項があって、その内容を説明したり、
了解をとったりしました。
現場での、こういったやり取りって、大事ですね。
壁に新聞紙が貼ってあります。(二枚目)
なんだと思いますか??
もちろん。
新聞を見せているわけではありませんよ(笑)
この新聞紙。
ちょうど、テレビの大きさになっているんです。
新しくテレビを購入されるそうですが、
55インチにするのか、65インチにするのかを
迷われてるとのこと。
そこで。
新聞紙で作ったテレビをもとに、現場で張り付けてみて、
ソファ位置やキッチンからの見え方を確認したんです。
この方法。とってもオススメです。
こういったことって、いくら図面で見ても、
現地で想像しても、なかなか難しいです。
よく、オススメするのは、家具の大きさ確認ですね。
ダイニングテーブルや、ソファの大きさに、新聞を切り貼りして、
実際に現地においてみてみる。
とってもイメージ広がりますし、大きさの適正さを
自分で確信できますよ。
新聞紙をつなぎあわせるひと手間は大変ですが、
それで得られることが多いですので。
そんなこんなで、あっという間に時間が過ぎていきました。
その後、場所を変えて、みなでスイーツを食べて盛り上がりました。
現場にご一緒する。
とっても楽しいプロセスだったりします。
楽しませていただけて、ほんとありがたいです。