建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家づくりの途中で好みが変わってしまったら」
家づくりの途中で好みが変わってしまったら
2021/06/30 更新
昨日、こちらでは、とってもいい天気に恵まれました。
というか。
30°を超えて、夏日。
私は、暑さ大丈夫なのでいいのですが、現場の方々には、
大変な時期になりますね。
さてさて。
昨日、これから家づくりを考えている方にお会いしてきました。
弊社のホームページから問い合わせ頂いた方ですので、
当然ですが、私は相手の顔がわかりません。
ということで。
先方からお声がけいただくことに。。
待ち合わせ場所に到着して、すぐに、到着されて気づいていただけて、
スムーズにお会いすることができました。
よかったです。
先方が、とても明るく、朗らかで、気さくな方だったので、
自然な感じでお話をスタート!
設計士にお会いして話をするのが初めてとのことで、
まずは、どんな感じで家づくりが進んでいくのかからお話しました。
お会いして、ヒアリングして、提案して、設計して。。。
なんて、すごく大雑把に書きましたが、
実際は、もっと事細かにお話はしましたよ(笑)
その後。
先方の現在の状況やご家族のこと、
ご相談いただくまでの流れや土地のことなど、
いろんなことについて、お聞きしました。
そういったやり取りの中で、なるほどなぁと思ったことがありました。
なぜ、私にお声がけいただいたのかの話になったのですが、
その理由として、いろんな家をつくっていることですとのこと。
和モダンな家が洋館に変わったり。
和モダンがミニマルなデザインになったり。
全ての家が、統一感なく、いろんなデザインになっていることとか。
私からすると、変化するのは当たり前ですし、
お客様の本心から望む想いをカタチにすることを大事にしているので、
今まで関わらせていただいた家が、似た感じになってることは
基本的にありません。同じ設計士が設計したの?と思うほど。
私の好きなデザインをするために、家づくりがあるのではなくて、
お客様の好きなデザインをするために、家づくりはあるので。
そして。
よく見かける設計士の家は、どれも似たような雰囲気だと。
設計士がある特定のスタイルを持っていることは自然なので、
似たように見えるのは、ある意味当たり前かもしれません。
ただし。お客様の立場から考えると。。。
似たようなデザインだと、私らしい家づくりにならないのではないか。
そして。
契約当初、そのデザインがフィットしていても、趣向が変化した時に、
どうしようもなくなってしまうという不安もあるようでした。
ほんとそうだなって、妙に納得してしまいました。
気持ちや趣向が変化していくことって、
家づくりに限らず、いろんなことであったりします。
同じ土俵で比較してもいけないとは思いますが、
ファッションやメイク、音楽や食べ物まで、変化すること。
ありますもんね。
その時に自由が利かなくなるのは、好みではないと思いました。
そういった変化にも、しっかりと寄り添いながら、
というか、それを楽しみながら、家づくりさせていただいてます。
それをよいと感じて、お問い合わせいただけたのは、
とても嬉しく、そして、ありがたいなと思いました。
こちらの方。
次回、家づくりのヒアリングをさせていただくことになりました。
いろいろとうかがって、イメージ広げたいと思います。
出会いに感謝です!!