建築家・ナイトウタカシさんのブログ「水栓ひとつまでしっかりこだわる家づくり!」
水栓ひとつまでしっかりこだわる家づくり!
2021/05/31 更新
画像の下の方をご覧いただくとわかりますが。(一枚目)
そうです。
洗面に使う水栓のカタログの1ページ。
昨日、とある家づくりの打合せのワンシーンです。
前回、ショールームへご一緒して、お風呂やトイレ等の
住宅設備をセレクトしていただきました。
その際、見た目は、もちろん意識しましたが、
機能性も重視した感じでセレクトされていました。
そんな中。
洗面だけは、いわゆる、メーカーの既製品ではなくて、
おしゃれな感じにしたい!というご要望。
ということで、いろいろお話させていただきました。
洗面台を構成する要素の中で、水栓って結構大事なポイントです。
というのも。
部品としては小さいのですが、想像以上に目立つので、
洗面を印象付けてしまうことも。。
もちろん、いろんなデザインはあるのですが。。。
既製品のように、シャワーヘッドが引き出せて、
シングルレバーで、混合水栓(水とお湯が出る)というと、
かなり、種類が絞り込まれてしまいます。
TOTOやLIXILですと、そういった超機能的な混合水栓はあります。
ただ。
見た目は、お世辞にもおしゃれな感じに見えないかもしれません。
ということで、いろんな他メーカーのカタログを引っ張ってきました。
いろいろと見ていく中で、お客様が気に入りそうな水栓を発見!
お見せしたら、これいいかもということに。
でも。このタイプだと、ヘッドだけ引き出せないんです。
その辺は、使い勝手に関係することなので、
機能的な水栓と並べて、特徴を説明して、比較検討していただきました。
結果、現状、ヘッドを引き出さずに使っているので、
そういった機能はなくてもよいとのことで、おしゃれなタイプに決定しました。
モノのセレクトは、見た目が気に入ったからという一側面からだけでなく、
しっかりと機能性も含めて、自分の暮らし方、使い方と照らし合わせながら
最善をセレクトしていただきたいです。
こんな風に、水栓一つでも、こだわりだせば、いろんなセレクトができます。
自分らしいセレクトをしていただけるといいなと思います。
ちなみに、打合せ途中で、ザっと作図した洗面のイメージ。(二枚目)
プロとは思えないスケッチかも(笑)
ただ。
これで、お客様とは、しっかりとイメージを共有することができました。
なかなか図面では、イメージしにくいのですが、
こんな超ラフな図でも、少し三次元に見えると、
イメージをしていただきやすいので、必要な時には、書くようにしています。
三枚目。ユニークなカタチしてますよね。
こちらは、とあるオーダーキッチン屋さんにあったペンダント照明。
優しい曲線を描いたフォルムと、和紙のような透け感がいい雰囲気。
ついつい写真撮ってしまいました(笑)
もちろん。
オーダーキッチン屋さんとは、お客様と一緒にうかがって、
いろいろとお話させていただきました。
無垢材を使った、木製のオーダーキッチン。
しかも、ケヤキの無垢材ということで、期待大!
といっても、ケヤキの採用は、まだ正式ではありませんが(笑)
いろんな家づくりが進行中。
毎日、楽しませていただいて、ありがたいです。