建築家・ナイトウタカシさんのブログ「市街化調整区域で造成あり!なので相談へ」

市街化調整区域で造成あり!なので相談へ

2021/05/29 更新

昨日、とある家づくりの関係で打合せがありました。



こちらの家づくり。

敷地が、市街化調整区域というエリアに入っています。



市街化調整区域とは、簡単にいうと、市街化を抑制する地域で、

基本的に家を建てちゃいけないエリアなんです。



それに対して、駅の近くや街の中心街は、市街化区域といって、

家を建ててもよいエリアとなります。



私の暮らしているところも、市街化調整区域。



あれ?家が建つの?

と思われた方。その考え方は正解です。



「基本的に」家を建ててはいけないんですけど、

ある一定の基準を満たした場合のみ、許可をとれば可能です。



市街化調整区域に暮らしている方だと直感的にわかりやすいかも。



例えば。

「分家住宅」なんて言葉を耳にしたことありませんか?



ある地域に暮らしている高齢の方のお子様やお孫さんが

その実家の近くに、家を建てる。



お子様やお孫さんであれば、分家住宅という枠組みで、

市街化調整区域でも、家を建てることができるんです。



ただし。

全員が可能ということではないので、ご注意ください。

それをクリアするには。。

どうしても、そこで家を建てなくてはいけない理由が必要になります。



さらに詳しく知りたい方は。。

私でもよいですが、行政書士さんに相談してみてください。





そうそう。話を戻しますね。



敷地が市街化調整区域にあって、しかも。。

敷地の中で高低差があって、造成が必要な状況です。



県に家を建ててよいかの許可をとる場合、

大きく二つの方法があります。



造成がない場合と造成がある場合。

造成がある場合は、いろんな意味で、条件が厳しくなります。



今回、こちらの土地では。。



いろいろ条件を検討していったら、造成のある方がよい

ということになりました。



そこで。

昨日の打合せだったんです。



県に直接協議する前に、その手続きをしてくれている

凄腕の専門家に時間をつくってもらって、相談させてもらいました。



凄腕と書きましたが、ほんと。そうです。

百戦錬磨で、経験豊富なので、とても頼りになります。



この方が、いつもすごいなと思うところは。。

そのことに詳しくない相手に合わせて、説明ができることです。



難しいことを、難しいまま伝えるのは誰でもできます。



でも。

難しいことを、わからない相手の理解できる言葉で、

簡潔に説明するのって、ハードル高いはず。



それを、サラッとされるんです。



いつも、話させてもらって、勉強になってます。

私も、お客様に対して、そうありたいと思うからでしょうね。



大事にしたい感性ほ一つです。





話は戻りますが。。

いろいろ相談させていただいて、頭がクリアになりました。

何が課題なのか、ポイントなのか。



それを一つずつクリアしながら、進めていこうと思います。





こういった信頼できる方が、身の回りにいることに、感謝です。

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