建築家・ナイトウタカシさんのブログ「アンティークの和家具って魅力あります!」
アンティークの和家具って魅力あります!
2021/05/17 更新
並んでいるのは、アンティークの和家具ですね。(一枚目)
実は。
現在、家づくりをご一緒させていただいてる、お客様で
こういった和家具や大正ロマンな雰囲気をお好きな方がいらっしゃいます。
それがきっかけで、アンティーク家具の中でも
敢えて、和家具や建具、欄間なんかを見ることが多くなってます。
つい先日は、和家具の本を買ってみたりしました。
ただ。
うんちくのような知識は興味はないので、ヴィジュアル優先で見てます(笑)
今まで全く興味がなかったかというと、そうでもないんです。
以前、何かのきっかけで、樹木希林さんのご自宅をテレビだったかで
拝見する機会があったんです。
外観は、コンクリート打ち放しの、超モダンなデザイン。
中に入ってみると。。壁や天井も、コンクリート打ち放し。
とってもクールで、かっこいい感じの空間なんですが。。。
その空間の中に置かれていたのが、アンティークの家具で、
その中にも和家具があったりしたんですよね。
味があって、温かみのあるアンティークの和家具と
荒々しいコンクリート打ち放しの背景。
そのミスマッチ感が、とてもかっこいいなと感じたんです。
コンクリート打ち放しのインテリアであれば。。
キレイな木目の突板を使った表情が大人し目の家具。
真っ白で凹凸のないミニマルなデザインの家具。
そんな風に、どちらかというと、スッキリした家具が合いそうです。
でも。
アンティークで、しかも和家具を組み合わせるって。
いいですよね。
ちなみに。樹木希林さんの家でもう一つ。
二枚目をご覧ください。
(引用:https://ki-yan.com/ki-yanstuzio/32312.html)
和室にある框戸なんですけど、すごくないです??
戸に描かれた蓮が美しいことは言うまでもないですよね。
(とても有名な方が描かれたそうです)
私がすごいと思ったのは。
コンクリート打ち放しの家の中に縁ありの畳敷いた和室があること。
さらに、戸が襖でもなく、プレーンなフラッシュ戸でもなく、
框戸(枠の回った戸のこと)で、アンティークを思わせる色やデザイン。
樹木希林さんの独特な感性、センスを感じます。
今回の家づくりで、しっかり和家具のことも考えながら、
それが引き立ってくれるようなインテリアづくりにしようと思います。
今から、楽しみで仕方ありません!