建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家に帰ってきたら。。」
家に帰ってきたら。。
2021/05/13 更新
このところ、コロナの影響で、玄関に手洗いを設置する機会が増えました。
手洗といいつつ、あまり小さいのも考えもの。
大人しか使わないのであればいいのですが。。
子供が手を洗うと、周辺に水が結構飛びますから(笑)
帰ってきたら、手を洗うのはいいとしても、掃除が大変なのも。
奥様の悩みの一つみたいです。
こちらの家の手洗い。
手洗なんですけど、トイレなんかに設置するほど小さくなくて、
それでいて、洗面ほど大きくない。
そいいった意味では、ちょうどよい大きさです。
グレーのタイルが、とてもおしゃれです。
ただ、おしゃれと同時に、水跳ねで壁が汚れるのを防ぎます。
そういった役割であれば、タイルを三方にまわすといいですよ。
それと。
手洗いの中に、手洗い洗剤を置くスペースがあるのもいい。
洗剤を出すときって、手からはみ出たりしますから。
そんな時に安心ですよね。
それと。
タオル掛けの場所。
濡れた手をふくわけですから、手洗いの上がよいかも。
といいつつ、こちらの家では、手洗いの下にしました。
(その方が使い勝手がいいそうでしたので)
もしくは。
タオルだと不衛生な感じがするということで、
ペーパータオルを採用する方も増えてますね。
それと。
こちらの家では、この手洗いが、ちょうどトイレの前にあります。
トイレの手洗い+帰宅時の手洗いとして一石二鳥に使えます。
間取りによっては、それもいいアイデアです。
こちらは別の家になります。
玄関に、手洗い??はありません(笑)
玄関先に、単独で手洗いを設置するのもいいのですが、
先ほどみたいにトイレ手洗いと兼用するのもいい。
ただ。
手洗を増やすことで、掃除の箇所が増えるのが嫌な場合は。。。
二枚目の家のような発想でもいいかも。
どうなっているのかというと。
玄関から、シューズクロークを経由して、洗面につながってる。
そんな動線が確保できたら、別途手洗いが必要ありません。
しかも。
手洗とうがいが済んだら、そのままシャワーまで浴びれる。
スッキリさっぱりして、LDKでくつろぐのもいいですよね。
ちなみに。こういった動線があると。
お子様が運動系の部活でだったり。
御家族でひどい花粉症の方がいらっしゃったり。
そんな場合には、室内を衛生的に保つことに役立ちます。
もっといろんな取り入れ方があったりします。
どういった手洗いが、最適なのかは、人によって違います。
どんな動線で、どんな暮らしをしていくのか。
それをしっかりと考えて、採用を考えるといいですよ。
たかが手洗い。
されど手洗い。
なんですよ。