建築家・ナイトウタカシさんのブログ「洗面や脱衣の収納を考える!」
洗面や脱衣の収納を考える!
2021/04/28 更新
モノトーンでまとめられた、クールな洗面スペースです。(一枚目)
お客様がお気に入りの洗面台で、サンワカンパニーの製品で、
天然石の天板とツヤのあるブラックの面材の組みあわせが印象的です。
その洗面台の奥にあるのは、洗濯スペース。
その奥が浴室ですね。
洗面台の手前に見えているのは、収納です。
工事の際に、可動できる棚で構成された収納棚を設置。
その中に入っている黒いカゴは、お客様が準備されたものです。
洗面や脱衣周りは、なんだかんだと収納が必要になります。
洗剤のストックは、もちろんですが、
バスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルから、
家族の下着やパジャマ等、結構ありますよね。
洗面台下の収納がいくら充実しているからといっても、
上記したモノたちを、全て収納しておくことは難しいかもしれません。
なので。
洗面や脱衣スペースに収納を準備すると便利です。
お気に入りの洗面台や造作の洗面台の場合は、
こんな風に、洗面台のサイドに可動棚を準備しておく
ケースが多いかもしれません。
収納するモノに合わせて高さを変えれるのって便利ですから。
あまり固定された収納ですと、入らないものが出たりするかも
しれませんので。
それに対して、主要メーカーの洗面台を採用される場合は、
こんな風に、その洗面台のオプションのサイドキャビネットを
設置する方もいらっしゃいます。(二枚目)
先ほどのように、高さは自由になりませんが、
引き出しになっていたり、開きの扉が付いていたり、
家具のような使い方ができるので便利です。
カゴ等を新たに購入する必要がないですしね。
しかも。
洗面と一体なので、見た目も統一感があります。
それと。
先ほどのようなオープンな棚であれば、よいのですが、
引き出しをつくったり、細かな家具を製作していくと、
コストが一気に上がります。
コスパを考えますと、既製品をうまく取り入れるのは、
いいアイデアではありますね。
三枚目の場合は、右側の棚は、一番目にご紹介した可動棚。
そして。
向かって左側も収納なんですよね。
しかも。壁面いっぱいですよ。
そこに折れ戸を設置しています。
なぜ、そんなことしてるのかというと。。
家具を製作すると、コストアップになってしまうし、
オープンは棚でなく、隠したい。
そんなご要望の時に、シンプルですが、収納をつくって、
その前に扉を付ければ、家具をつくるほどの費用をかけずに、
隠した収納を実現できます。
造作の家具って、自由度が高くて、とてもよいのですが、
その分、コストは結構高くなります。
可動棚や扉を付けることも考えながら、
コストバランスを見ながら、最適最善な収納を
実現してもらえるといいなと思います。
そういった収納に関するアイデアも提供しながら、
機能的で使いやすい家づくりをサポートしています。