建築家・ナイトウタカシさんのブログ「本心から納得できる家づくりに向けて!」
本心から納得できる家づくりに向けて!
2021/04/06 更新
木目の縦格子がきれいですよね。
和をベースとした和モダンな家の外観です。
少し前に竣工した家。
昨日、急な用事があって、おじゃまさせていただきました。
実は。全館空調を導入しているのですが、
不具合が出ているとのことで連絡いただいて、
急遽、現場監督と状況確認に行ってきました。
状況をうかがって、点検口から機器を確認したりして、
何が起きているのかが、わかりました。
そして、すぐに、空調工事を担当した会社と連絡取り合ってもらって、
手直し工事の段取りをしてもらい、今日の朝イチでの対応になりました!
状況を把握した後は、家での暮らしぶりやお気に入りのソファの話を
うかがったりと、とても楽しい時間でした。
機器の不具合の対応ということではありますが、
引渡しした後も、こうやってお会いできるのって、嬉しいですし
ありがたいですね。
昨日の午後は、とある家づくりの打ち合わせでした。
こちらで何度か登場している方かなと思いますが、
何度も家づくりを経験されて、建築関係にとても詳しいお客様。
毎回、打ち合わせをさせていただくと、
新たな発想やひらめきがあって、方向性が変化してきていました。
前回ご提示した計画案で、みなが納得したかと思いきや、
これまた、奥様のひらめきがあって、大胆な変更へ。
その変更案をお持ちして、お話したところ、ついに、
大きな方向性については、合意することになりました。
今までにご提示した案は、20案に近づくほど。
全てが細かな変更ではなくて、大胆な変更になので、
明らかに違う計画案なんですよ。
実際、どの家でも生活することは可能です。
何が違うのかというと、家の中の何に重点を置いているのか。
それによります。
何か強いこだわりがあるとして、それを条件として生かす場合と
そのこだわりが外れた場合では、プランは全く違う内容になります。
例えば。
こちらの家で、最後に外れたこだわりは。。
和室とリビングが横並びになっていることです。
和室の襖を開ければ、リビングと一体で使えます。
お子様やお孫様が集まったとき、そんな使い方がしたいですよね。
そのこだわりが、和室とリビングの位置関係を拘束してました。
ただ。
リビングでなく、ダイニングでつながっても一体的な利用はできる
ということになって、その条件が外れたんです。
それによって、プランが大きく変化し出して、別で実現したかった
こだわりを、よりうまくいく方法を提示できるようになりました。
結果、全てが、納得できる内容に落ち着いていきました。
とことん、じっくりとお話させていただいて、
本心から納得していただけるまで、寄り添いながら、
家づくりに関わらせていただいています。
ほんと。ありがたいです。