建築家・ナイトウタカシさんのブログ「とっても個性的な事例公開してます!」
とっても個性的な事例公開してます!
2021/03/11 更新
シルバーのガルバがインパクトありますね。(一枚目)
ガルバの外壁というと、縦リブ状のタイプが主流なので、
横葺きにすると、新鮮な感じがしませんか?
ガルバの外壁というと、ここ最近は、ブラックが多いです。
確かに、木目との組み合わせは、かっこいいですので。
こちらの家では、それを敢えて外して、シルバーにしてます。
それと。
よく見ていただくとわかりますが、天井の色。
赤なんですよ!
しかも。その赤は、ワインレッドのようなシックな色合いではなく、
フェラーリをイメージするような、すごい赤なんです。
奥様の独特なセンスで選定された色なんです。
もし、外壁がブラックだったとしたら、この赤はなかったと思います。
アクセントとしての赤が強すぎて、少し品のない感じになってしまいそう。
シルバーとの組み合わせだったから、この見え方になっています。
そして。バルコニーの手摺。
レッドシダーの柱・梁で枠を構成して、ステンレスのテンション材を
組み合わせた、他にはない、オンリーワンな手摺なんです。
メタリックで冷たい感じがしてしまいそうな外観の中へ
木目を、外壁面ではなく、この手摺の枠に採用する辺りの
バランス感覚もいいですよね。
2階の左側に見えている外壁は、見た目のバランスもとりつつ、
実は、お隣さんからの視線を完全にカットする役割も担ってます。
というのも。
その壁の内側って、リビングなので。
家族でゆっくりしているところを、お隣さんから見えてしまうのって、
落ち着かないですから。
もちろん。最初から、このデザインではなかったですよ。
いくつか提示した計画案を比較検討しながら、
最終的に、納得して決定されました。
確かに正解でしたね。
そうそう。
外観からすると、3階建てに見えるようなヴォリューム感です。
その中はどうなってるのかというと。。(二枚目)
LDKが吹き抜けていて、その周りをロフトが
囲んでいるんです!
この写真は、ロフトからLDKを見下ろしてるんですよね。
この開放感。
想像以上ですから。
ちなみに。
この吹抜けは、ただ単に、かっこいいからとか、
面白いからという理由でつくったわけではありません。
向かって左側が南になるんですけど、
その南からの光を取り入れるためなんです。
南面に設けたハイサイド窓からは、
ビックリするくらい一日中、光が差し込んでくるので、
南がふさがっているとは思えないほどの明るさになります。
見た目のかっこよさも大事なんですけど、
機能性やそのデザインの意味をしっかりと持たせるようにしています。
そうそう。
こちらの家。弊社ホームページで事例として公開してます!
詳しくは、こちらへ。
https://www.ntas.info/gallery/post_37.html