建築家・ナイトウタカシさんのブログ「間取りの良しあしの見極めるには?」
間取りの良しあしの見極めるには?
2021/03/10 更新
昨日、とある家づくりからスタート。
っと、その前に。
朝イチだったので、モーニングセットからでしたが(笑)
まずは、間取りから。
前回、追加でいただいていた要望をもとにしたプランを提示しました。
ポイントになる要望が二つあって、新プランではそれを解消しています。
ちょっとした違いなんですけど、使い勝手が変化してました。
もちろんですが、どれも、しっかり暮らせますよ。
破綻してるわけではありません(笑)
何かを変化させることで、別のことが変化します。
ここで大事なことって。
何を重要視しているのか。何を優先したいのか。ですね。
お客様は、家づくり全体に対して、軸となるコンセプトを持っています。
意識しているか、していないかに関わらず。
なので。
本人としては、迷いながら、なんとなく意思決定したと思っていても、
意外にも、統一感があったりするんですよ。
よく言いません?
自分のことが、一番わからないって。
わからないだけで、自分という軸はありますよね。
それって、身近にいる第三者の方が見極めやすかったりしませんか?
そうなんです。
私の立ち位置は、その第三者のような感じです。
しかも。専門家の。
私は、グイグイと自分の提案で押していくタイプではなくて、
そばにいて、お客様の意思決定をサポートしている感じですね。
それはさておき。
少し話が逸れたので、戻しましょう。
いくつか間取りを提示して、方向性を確認したところ。。。
実は、もともとの計画案に戻っていきました。
なんだ。そうなんだって思いました?
これ。
とっても大事なプロセスなんですよ。
だって。
とある要望に対して、自分にフィットしない間取りを確認できたんですから。
わかりやすくいうと。
ダメ案として別案があって、比較できないと、
今のプランが最善なのかがわかりませんから。
そういう意味で、お客様は、納得して、
元のプランで進めていくことを、決めることができました。
間取りの概ねの方向性が共有できました。
こんな風に、一つずつ、しっかりと納得しながら、
しかも、楽しみながら、家づくりを進めています。
夕方からは、とある家づくりの敷地に関係する打ち合わせでした。
確定測量を進めてもらっていたのですが、
敷地について、近隣の方と相談事が発生しました。
信頼している土地家屋調査士さんにお任せしていたのですが、
その方から、私も打ち合わせに参加した方がよいとのことで、
直接の関係者でないのですが、打ち合わせに同席させていただきました。
とても丁寧な仕事の進め方、真摯な態度、やり取りのおかげで、
その場の空気もよくなっていって、最終、一番ベストなカタチで
決着することになりました。
けんか腰で話し始めていたら、違う方向にいっていたかも。。
その仕事ぶりを拝見して、さらに、信頼感が増しました。
これからも、いろいろとお願いしていこうと思います。
家づくりには、いろんな側面があります。
家づくり全体のコーディネートは私がするとしても、
細かなところでは、いろんなプロにサポートしていただきます。
心底信頼できる方々に囲まれてることって、
ほんとありがたく、幸せなことだなと思います。
全ては、素晴らしい家づくり、未来の実現のため。