建築家・ナイトウタカシさんのブログ「コンクリートブロックの使い方」

コンクリートブロックの使い方

2021/01/15 更新

ちょっと不思議なアングルですが。(一枚目)

こちらは、外回りで使う、コンクリートブロックですね。



敷地の境界線上に積んで、境界明示をしたり、

フェンスの基礎を兼ねたり。



玄関や勝手口の階段の下地なんかにも使われます。



コンクリートの質感がいいのと、ある意味シンプルなので、

主張しないですし、コストも一番お値打ちなので、

特にこだわらない方には、オススメ。



シンプルモダンな家であれば、見た目もフィットできそう。



ただ。和風だったり、外構にもしっかりお金をかけて、

整えておきたいという場合は、大きく二つ方法があります。



一つは、コンクリートブロックを積んだ後、塗り壁で仕上げる方法。



ブロックの目地もなくなりますし、色や質感も自由自在。

特に、洋風でかわいらしくする場合やミニマルなデザインの場合で、

門柱を設置する場合には、とてもいいアイデアかなと思います。



ただ。塗り壁する分のコストが高くつきますね。

なので。

敷地全体に施工してしまうと、結構なコストアップに。。。

予算とのバランスですよね。



もう一つの方法は、化粧されたブロックを積むというもの。



手前に見えているブロック。どうですか?(二枚目)

いわゆるコンクリートブロックではないですよね。



わざと目地が格子状に通してあって、デザインされてます。

それと。

表面に、縦筋が入ってますよね。



こんなちょっとした違いなんですけど、

ずいぶんと見え方が違いませんか?



この化粧されたブロックも、いくつか種類があったりしますので、

全体とのバランスでフィットする種類をセレクトするといいですね。



先ほどの塗り壁に比べると、はるかにコストを抑えつつ、

見た目をよくすることも可能です。

(普通のコンクリートブロックでもキレイに見せれますが)



道路側で見える場所や門柱周りだけでも、こういったブロックを

使うっていうのもいいと思いますよ。



ユニソンというメーカーで、いろいろ扱いがありますので、

ググってみてくださいね。



そうそう。

話は変わりますが、三枚目は、とある現場監督の家づくりの現場。



軒裏に張った、レッドシダーに色が塗れてました。

うん。

なかなかいい色合いになりましたね。



さて。

外壁には、そとん壁という珍しい外壁材で仕上げます。

その色は。。。



お楽しみに。

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