建築家・ナイトウタカシさんのブログ「色を決めるのにプロの意見も必要ですが。」
色を決めるのにプロの意見も必要ですが。
2020/12/28 更新
赤松のフローリング
杉の羽目板
赤松の集成材
ナチュラルな色合いの壁紙
漆喰
優しい素材が並んでますね。(一枚目)
昨日、とある家づくりの打ち合わせがあったのですが、
その際に準備した素材たちです。
打ち合わせの主目的は。。
前回決めていただいた、素材や色柄の再確認でした。
各部屋ごとに、インテリアの色柄を順次確認。
前回、しっかりと決めていただいたのですが、
時間を空けたこともあって、少し変更の要望が出てきます。
そういうもんです。
決めたのだけど、気になっていた。
そんな感じだったようです。
色を決めたりするプロセスは、女性がメインになる機会が多いです。
なんとなくですが、女性の方が、直観力があるのかなと思います。
なんとなく、気になっている。
これ。
結構大事な直観なんですよ。
変な話なんですが。
プロだからセンスがあって、「正しい」色合いを提案してくれる
なんて、妄想ですから。
そもそも、「正しい」なんて正解はなくて、
あるのは、好きと好きの組みあわせのバランスと解釈だけ。
馴染ませるのか。
アクセントにするのか。
どの程度のバランスにするのか。
どれくらいの強さのアクセントにするのか。
それを、どういう考え方で採用するのか。
その方にとって、最適なバランスがあるんだと思います。
誰かにとっては、好きではないかもしれませんが、
他人の家ではなく、自分の家ですから。
ただ。
とんちんかんにならないようにしたい。
そう思われたら、プロに相談して、バランスをとってもらえばいいです。
そうそう。
話は戻るんですが、何か気になるという直観は、
大事なサインなので、それをプロと相談しながら、
紐といて、サイコーの家を実現してください。
昼食をとるため、お店でカウンターに座ったのですが。
ついつい目が行ってしまったのは、モザイクタイルだったりしました(笑)
とあるガラスモザイクなんですが、
周囲とのバランスや採用した時の見え方とか。
しっかり観察しました。
こういった採用事例があると、私の中でも
イメージしやすいので、ほんと助かりますね。
ただのタイルマニアじゃないですからね(笑)
夕方より、とある家づくりの打ち合わせ。
実施設計が概ね完了したので、図面を一式お持ちしました。
前回までに、変更要望等はしっかり伺って、
変更してきたので、最終確認にはさほど時間はかかりませんでした。
今後の流れや竣工時期のお話をした後、
家づくり以外のお話で、盛り上がりました。
用件が済んだら、早々に撤収っていうのも好きじゃないですね。
御家族のこと等、プライベートなこともお話したり、聞いたりして、
お互いを、より深く知れるので、とてもいい機会なんです。
雑談って、とても大事だなって思います。
雑談好きでよかったです(笑)
こちらの家づくり。来年中には着工→竣工予定。
とっても個性的な平屋なので、今から楽しみです。