建築家・ナイトウタカシさんのブログ「タイルでなくレンガを外壁に採用!」
タイルでなくレンガを外壁に採用!
2020/11/11 更新
瓦屋根の上から、にらみをきかせてます。(一枚目)
といっても。
遊びで載せたわけではないですよ。
この置物。
「鍾馗(しょうき)」と呼ばれています。
魔除けになるということで、屋根の上に、こうして、
像を載せたりすることがあるそうです。
北東にあたる鬼門に向かって、にらみを利かせてくれてます。
こちら。
実は、お客様からの御提案で設置することにあったもの。
設計の段階からお話いただいておりました。
お客様の大事なこだわりの一つなんですよね。
もちろんですが、ただ載せてあるわけではなく、
下の瓦と接着もしてありますし、針金で下地から固定もしています。
しっりと鎮座して、この家、そしてご家族を守っていただきたいですから。
そうそう。
こちらの家づくりの現場は、ずいぶんと進んできました。
まもなく、大工さんの工事が完了して、仕上げの工程へ。
月末には、足場が外れて、外観があらわになる予定です。
楽しみですね。
二枚目は、別の家づくりの現場です。
外構工事が進行しています。
昨日現場に行ったら、玄関前の階段が出来上がっていました。
このムラのあるタイル。
どうですか??
とっても、いい風合いになっていると思いませんか??
ちょっと押し売りっぽいですね(笑)
それと、目地をよくご覧ください。
長方形のタイルを使っているのですが、
目地を互い違いにしているんですよ。
正方形のタイルを規則正しく張るのではなく、
そのむらを生かすために、互い違いな張り方を採用しているんですよ。
意図しないと見逃してしまいそうなんですが、
そういったところも、しっかり実現させています。
こちらの家。
まもなく、外構も完成します。
仕上がり楽しみですね。
夕方に、名古屋モザイクのショールームへ。
目的は、三枚目の写真の通り。
実は。。
外壁に、タイルでなく、レンガを張りたいというお客様が
いらっしゃるということで、それを探しに来ました。
レンガって、そのままを張る方ってあまりいないんですよね。
経年で、表情が変化していくからです。
それを、味と捉えるのか、劣化と捉えるのか。
それによって、採否が分かれます。
もし劣化と考えるのであれば、レンガを採用ではなくて、
レンガタイル(レンガ風の磁器質タイル)をがオススメ。
経年でも表情が変わらず、そのままで保てるので。
ただ。
今回のお客様は、変化を味と捉えれる方なんです。
私にとっては、とても刺激的ですね。
どんな雰囲気の外観に取り入れるのか。
どんな張り方でいくのか。
せっかくなので、ユニークな取り入れ方をしたいですから。
外壁の仕上げ一つとっても、楽しめるのって、ありがたいですね。
まだ、これから計画なんですけど、
今から勝手にイメージ広がります。