建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外壁にレッドシダーを採用するには?」

外壁にレッドシダーを採用するには?

2020/08/26 更新

キレイに加工された木材です。(一枚目)



こちら。

とある家づくりの土台なんですよね。



土台って、改めて聞くと、どこなのかって?

コンクリートの基礎の上に敷かれる部材なんですよ。



基礎と建物の接点にあって、異種の素材を

つなぎ留めておくことと、上からの重みを

基礎に伝達する役割だったりします。



よくご覧いただくと、アチコチ加工されていて、

穴があいてしまってます(笑)



といっても、全て、想定通りですからね。



土台は、一本でもって来れないので、

どこかでつなぎ目ができます。



そのつなぎ目って、釘では止められないので、

凸と凹をつくって、それをはめ込んで固定するんです。



いろんなカタチがあるのは、部位によって

その立体的な形状が違うからなんです。



釘の力に頼るのもいいのですが、こういった加工をして

固定するのは、とても強くつなぐことができるのでいいんですよ。



昨日、すごく暑い中、大工さんが一本ずつ丁寧に、

敷いてくれていました。



ほんと頭が下がりますね。



そうそう。

私は、通常、土台にはlヒノキを採用するのですが、

材料の近くにいる間、ずっと、ヒノキのいい香りがしていました。



好みはあると思いますが、

私は、ヒノキの、あの香りは結構好きですね。



工事を観察しながら、香りに癒されました(笑)





材木つながりで(笑)

二枚目は、別の現場の写真です。



何を撮影したのか??



これ。

外壁に使う、レッドシダーなんです。



外壁工事も最終段階なんですが、

いよいよ登場しました。



天然木を、屋外に採用するには、

ある一定の覚悟が必要になります。



覚悟??



はい。そうなんです。



最近、レッドシダーを含め、外壁に木材を採用するケースを

よく見かけます。

流行りなんでしょうね。



自然な色合いが好きということで、

着色せずに、保護塗料だけぬったりします。



手の届く範囲ならいいのですが。。。



ある一定のスパンで、メンテしないと、

色が褪せていきます。



厳密には、色あせるというより、味が出るという表現が適切ですが、

当初のイメージを保持したいということであれば、それは、

色あせですよね。



全てがグレイッシュになってしまえば、かっこいいのですが、

その途中は、少し汚れた感じに。。

その期間を我慢できるかどうかがポイントになりそうです。



着色するのであれば、数年に一度がオススメ。



いちいち足場をかけれないので、

採用範囲には、十分注意してくださいね。



その辺の覚悟と注意があれば、ぜひぜひ採用してみてください。

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