建築家・ナイトウタカシさんのブログ「宅地造成規制区域で高低差がある場合は?」
宅地造成規制区域で高低差がある場合は?
2020/08/06 更新
昨日、とある家づくりの敷地へ行きました。
こちらは、土地探しで行ったのではなくて、
現在設計中の敷地なんですよね。
何しに??
と思いますよね(笑)
こちらの敷地は、土地探しからご一緒させていただいた方の土地で、
もう少し経過すると、土地を取得することになります。
その前までに、設計を完了させるということで、
いい流れで家づくりを進めてきています。
改めて、その敷地へ何をしに行ったかというと、
いくつか確認事項があったからなんです。
以前、私なりに調査してるので、おおよそは
わかっているのですが、実際に、敷地の中に入ったことがなく、
周辺状況がハッキリせず、安全側で計画は進めていました。
敷地の中にはさすがに入れないので、
周囲をぐるりと歩いて回って、目を凝らして確認しました。
結果。大丈夫な内容でした。
確定測量が済んだら、その辺ハッキリすると思いますが、
進めている計画で問題ないことがハッキリしたのでよかったです。
そんなことで?
はい。大事なことですよ。
後でハッキリすることなんですが、設計が平行して進んでいるので、
引渡し後に、見当違いがあると、ご迷惑おかけしますから。
スムーズに、家づくりを進めていただきたいので。
その後、これから家づくりを考えている方の土地について、
市役所へ事前協議をしてきました。
この敷地。
とっても厳しい法規制がかかっています。
その中でも、この敷地にとって、壁になるのは、
宅地造成規制法!!
何でもない、フラットな土地であれば、何でもないのですが。。。
こちらの土地は、道路と高低差がありますし、
周りの敷地とも高低差があって、なんとも複雑なんです。
この辺の取り扱いを間違えると、
ビックリするような土留め擁壁が必要になったりします。
なので。
その辺の考え方を協議しに行ってきたんですよね。
何も知らずに、どうですか?なんて言ったら、
擁壁も、許可申請も必要ですねなんて言われます。
でも。
筋道たてて、法をどう解釈して、どんな計画にするという
明確な計画方針が説明できれば、そうでもありません。
昨日は、その辺、しっかりと計画してうかがったので、
概ね、こちらの希望の方針でOKとなりました。
今までの経験が生かされました。
ほんと。
いろんな家づくりに関わらせていただいた経験のおかげです。
感謝ですね。
これからも、その経験を生かして、よりよい家づくりを
御提案していければと思います!