建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家づくりのヒアリングから打ち合わせへ」
家づくりのヒアリングから打ち合わせへ
2020/07/13 更新
昨日は、久しぶりに。
この青空でしたね。(一枚目)
梅雨時期の晴れ間は、いつになく爽快な気がします。
このまま、少し晴れ間が続いてくれるといいのですが。。
梅雨だから難しいですけど。。。
さて。
昨日のAMは、朝イチから、とあるご家族と集合。
せっかくなので。まずは、一緒に、モーニングセットをいただきました。
なんか、そういうのって、楽しいですね。
といっても、もちろん、それが目的じゃないですよ(笑)
実は。。
こちらのお客様とは、土地探しからご一緒しています。
これまでに、何度かお会いしていたのですが、
今まで、どんな家づくりをしたいのかをうかがっていませんでした。
まずは、総予算から土地にかけてよい費用を割り出して、
その金額をもとに、いろいと土地を探していたんです。
土地を探してみると、想像していたよりも、探せそう。
いざ、最適な土地が出てきても、それが、最適なのかって
すぐに判断って難しいはず。
でも。
あらかじめ、どんな家をつくりたいのかをうかがっておけば、
条件のいい土地が出てきた際、私がざくっと検討して、
その土地が、このご夫婦に最適なのかを判断できます。
いい条件の土地は、みなが狙ってるので、
買い付けは、すぐに出したい。
ということで、昨日、どんな家づくりをしたいのか、うかがいました。
毎回思いますが、ほんと、このプロセスは、面白い。
みなさん、ほんと、生活スタイルが十人十色なんですよね。
何に重きをおいているのかも異なります。
たくさんの方々にお話しうかがってきたおかげもありますが、
その違いに、いつもワクワクさせていただいてますね。
家づくりって。ほんと深いし、楽しいですよ。
そうそう。
もちろん、しっかりとご要望伺いました。
チャンスが来たら、ササっと動けそうです。
午後は、とある家づくりの打ち合わせ。
昨日の打ち合わせの中心は、外部の窓になります。
外部の窓。
何も考えなければ、全て、2枚の引き違い窓でいいのかもしれません。
実際、ご実家がそういった種別ですと、それ以外を思いつかず、
全てを2枚引き違いにすることもあるそうです。
でも。
適材適所で、いろんな窓があるんですよ。
使い勝手は、もちろんですが、風通しや防犯性等、
考える要素って、結構あるんです。
ガラスを透明にするのか。半透明にするのか。
それも、どう生活したいのかで、違ってきます。
また、窓の取り付け高さも違うはず。
例えば。
私は、2階の窓の高さが、床から1.1mだと、少し低く感じる方もいるため、
転落防止もかねて、1.3mを基準にしています。
(お子様の部屋で窓下が低いと危ないですから)
ちなみに。
バルコニーにある手摺の高さって、1.1m以上が、
法規制の基準になります。
実際、その基準以上の手摺がほとんどなので、
それ以下ですと、低く感じたりしますよ。
気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
それはさておき。
こちらの奥様は、身長がさほど高くありません。
あまり窓の高さが高いと、開閉ができないことも。。
なので、その辺は、ご自宅へ戻って確認していただくことにしました。
ちなみに。一通り、私の経験を踏まえて、私なりに最善と思う案を
ご提示しています。
だって。何も手掛かりなしで、自由に決めてくださいと、
突然言われても、決めれないですよね。
なので、たたき台として提示してるんです。
それを基準に、こうしたい、ああしたいをご家族で相談していただいて、
決めていただく方がスムーズですから。
窓一つとっても、自分の自由に決めていけます。
建築家のサポートを受けながらも、自分の自由に決めていける。
そんな家づくりをさせていただいてます。