建築家・ナイトウタカシさんのブログ「木材をインテリアに使う場合には?」

木材をインテリアに使う場合には?

2020/06/12 更新

天井に張られたレッドシダー。(一枚目)

色幅はあるものの、全体的には、とても優しい雰囲気です。



レッドシダーではなくて、国産の杉板(無節)を張ると

こちらの画像のような柔らかい感じに仕上がります。



このままであれば、この素材のおかげで、

少し「和」を感じる空間に仕上げたりできますね。



では。

二枚目をご覧ください。





孔が空いてることはさておき(笑)



白いところは、より白く。

濃いめのところは、より濃く。



濃淡がハッキリしているのがわかりますか??

こちらも、レッドシダーなんですよ。



何が違うのか??



実は。。

先ほどの画像と、こちらの画像は、

同じ天井面を撮影しています。



写真の撮り方が違う??(笑)

そんなことはありません。



違うのは。。

二枚目の方は、自然系のクリア(無着色)の塗料を

塗りこんでいるんです。



それだけ?



はい。それだけで、これだけの違いになります。



木材は、濡れると、木目や色が際立つ特徴があります。



なので。

おとなし目の印象でまとめたいなら、

色幅の少ない樹種にすることと、塗装をしないことですね。



手で触れる壁の場合は、無着色でも塗装しておくと、

掃除がしやすかったりするので、オススメですが、

天井であれば、普段触れることもないため、無塗装でもよいと思います。



逆に、ムラのある質感が好きでしたら、

クリア塗装をして、木目を際立たせてくださいね。



ちなみに。

床の場合は、塗装は必ずするので、

木目がハッキリしやすいので、好みに合わせた

樹種を選定してくださいね。





そうそう。

昨日、こちらの現場で、いろんな工事関係者が集合して

キッチンや洗面周りの詳細なすり合わせをしました。



通常は、監督と職人が打ち合わせした内容について

私が監督と打ち合わせしながら決定していくんですが、

昨日は、みなが集まれるタイミングだったので、

みなで集まって、すり合わせになりました。



一気に、みなで、調整して、方向性を示せるので、

とてもいい打ち合わせとなりました。



こういった機会。大事にしています。





そうそう。



以前。こちらでもチラッとご紹介したんですが、

とある企業さんのショールームのリニューアルについて

打ち合わせへ行ってきました。(三枚目)



プレゼンの前に、構造的なことや、法的なことを

しっかりと詰めておくことが大事でしたので

その調査結果を共有しつつ、計画の方向性を確認してきました。



正直なところ、あまり見かけたことのない、

とってもユニークで、温かみのあるショールームになりそう。



法的な扱いも問題なかったので、面白いアイデアが、

現実味を帯びてきたんですよね。



住宅専門の建築家だからこそ、ご提案できる

ユニークなショールーム。



お楽しみにしてください。

というか。

私が楽しみですね。

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