建築家・ナイトウタカシさんのブログ「屋根にガルバニウム鋼板っていいの?」

屋根にガルバニウム鋼板っていいの?

2020/06/10 更新

昨日は、朝イチで、とある家づくりの敷地へ。



何やら、男性がトンカチで上からたたきつけてます。(一枚目)

機器を直してるわけじゃないんですよ(笑)





この機器。

地盤の強さを測定するものなんです。



ちょうど、調査を実施するということでしたので、

立ち会ってきました。



建物の配置を確認して、測定ポイントを確定。

通常、その四隅と中央部分の5点を測定してもらいます。



最初の一発目を測定する前に、いろいろお話してたら。。



「この辺は、3-3.5mくらいで、堅い地盤がありますよ」



「なんでわかるんですか?」(ナイトウ)



「アチコチで測定しますから。15年もやってますから」



そんな話をしながら、測定を見ていたら、

なんと!

その方の通り、3.5m付近で、堅い地盤がありました。



写真は、3.5m付近に到達したので、

それ以上、杭が刺さっていかないということを試すため、

上から、トンカチで打撃してるんです。



確かに。打撃したけど、びくともしない地盤でした。



すごいですよね。

頭の中に、その地域の地層が入ってるんですよ。

やっぱ。専門の方って、すごいなって思いました。



場所を移動して。

とある家の敷地を視察してきました。(二枚目)



実は、ナビで入力してみたら、

先ほどの地盤調査の敷地から、10分くらいの距離でした。

(偶然ですが)



閑静な住宅街。

数十年前に開発された感じで、同じくらいに

建設された家が並んでいます。



そのせいか、インフラ(電気、給水、排水、ガス)なんかは、

結構しっかりしていました。



道路は、広すぎず、狭すぎず。

無駄のない広さですね。



敷地境界付近も、しっかりと確認できたので、

いろんな情報を得ることができました。



やはり、敷地の視察は、大事。

ストリートビューでは、読み取れないことって多いですから。



午後からは、とある家づくりの現場へ。(三枚目)



ガルバニウム鋼板の屋根がしっかりと葺かれていました。

明日から、一週間ほど、雨模様なので、

屋根がしっかりと施工されていれば、まずは、一安心ですから。



片流れで、シンプルな屋根形状なので、

雨仕舞の観点からも、より安全ですので。



瓦の屋根もいいのですが、ガルバニウム鋼板の屋根もいいですね。

スッキリとしていますし、何より雨仕舞がいいですから。



鋼板といっても、昔の亜鉛鉄板とは違って、

アルミと亜鉛の合金メッキがされているので、

深い傷がつかない限りは、錆も発生しにくい。



塗装はいるんですよね?なんて。

たしかに、瓦は塗装がいらないのですが、

外壁は、おそらく塗装等のメンテナンスが必要になるので、

その際一緒に塗装すれば、さほど大きな金額差にはなりません。



どんな雰囲気を求めるのかによります。



後は、外壁の防水ができると、梅雨の心配もなくなりますね。

現場関係の方が、頑張ってくれるそうです。



工事は、順調に進行しています。

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