建築家・ナイトウタカシさんのブログ「プレゼンは到達点でなくスタート地点です!」
プレゼンは到達点でなくスタート地点です!
2020/05/25 更新
この間も見たような。(一枚目)
そんなことないですよ!(笑)
昨日、とある家づくりのプレゼンでした。
敷地にかかる法規制を回避しながらも、
以前うかがったご要望を盛り込んだ計画案です。
ゆったりとした敷地の中で。
どこに、建物を配置するとよいのか。
それも感覚的なことだけじゃなくて、
一つずつ、理屈を積み重ねて、決めていきます。
ちょっと条件が違えば、配置は、もちろん変わっていきますよ。
配置計画から、今度は、内部の間取りへ。
こちらも、お客様のご要望を取り入れつつも、
もっと使いやすくするため、いろいろアイデアを盛り込んでみました。
こんな動線があると、朝起きてから便利なんじゃないか。
階段下をこんな風に使うといいのでは。
などなど。いろいろあります。
さらに。
一通り説明した後、別の計画案を提示したりしました。
そして。
ご提案しながらも、こちらから問いかけをしたりもします。
和室は、ほんとにこの広さ必要ですか?なんて。
家づくりは、ご提案して終わりではありません。
そこから、さらに、家づくりを考えていただくんです。
家づくりというか、その後の暮らしを。
プレゼンは、そのきっかけを提示するタイミングなんだと思います。
これから、しっかりと家づくりをサポートしていければと思います。
午後からは、こちらの家へ。(二枚目)
印象的な外観ですよね!
こちらの家。まもなく竣工します。
引渡しの直前に、お客様のご了解のもと、
現在家づくりをご一緒させていただいてる別のお客様に
ご見学いただきました。
広さや高さの感覚から、窓の大きさ、
素材の質感や色使い等、とっても参考になります。
タイミングが合うと、そういった機会を持てます。
ちなみに。
不特定多数の方にご覧いただくオープンハウスは
基本的にやらない方針なので、悪しからず。
知らない人に間取りを見せる。
ほんとに大丈夫ですか??
それが一般化している建築業界って。。
ちなみに。
とても満足していただけたようでよかったです。
夕方からは、とある家づくりの打ち合わせ。
昨日は、ちょうど、インテリアを決めていくプロセスでした。
床の色を決めて。
ドアのデザインや色柄を決めて。
壁紙のイメージを広げながら。
巾木や枠を決めていく。
最終的な意思決定は、お客様にお任せしますが、
イメージされているインテリアに、フィットするのかどうかとか、
迷ったときに、こちらがこんな理由でいいのでは?なんて
アドバイスをしたり。
相談役みたいな感じですね(笑)
お客様の個性を最大に引き出すため、私から、
この色や素材がいい!なんて、ことは言いません。
それって。
お客様の家じゃなくて、建築家の家になりますから。
お客様の家ですからね。
お客様らしさを大事にしています。