建築家・ナイトウタカシさんのブログ「遺跡発掘でなく、地盤の。。」
遺跡発掘でなく、地盤の。。
2020/02/19 更新
なんだか遺跡の発掘現場みたいです(笑)
もちろん、もぐらたたきでもありません(笑)
点在している丸いマーキング。
落書きではなくて、とっても重要なもの。
こちら。
建物を支えるため、地盤を補強するものなんです。
地面って、沼地とかでない限り、堅そうですよね。
人がドタバタした程度では、堅さはわからないのですが、
地盤の強さを測定すると、堅そうに見える地面が
弱かったり、強かったりするんです。
建物って、とっても思いので、弱い地盤の上に立つと、
長きにわたって、沈んでいってしまいます。
<恐怖ですよね>
さほど遠くない昔には、調査したりもしなかったので、
大工さんの勘で建てたりしていたそうです。
<こわい。。>
でも。
最近は、地盤の強さの調査、そして、その強さが不足する場合は、
補強をするように決められています。
表面だけ弱いのか。
4mくらいまで弱いのか。
10mまで弱いのか。
によって、その補強の方法が違ってきます。
写真にあったのは、2番目の方法になります。
コンクリートの柱を、4mほど打ち込んでいるんです。
その頭が見えてます。
深さ、大きさ、配置がとっても大事なので、
現場で、図面通りなのかをしっかり確認してきたんです。
基礎をつくってしまうと、見えなくなる箇所なのでね。
10分程度の滞在だったんですけど、
とっても重要なことなので、必ず行くようにしてます。
ちなみに。
地盤の補強工事って、家づくりのパートナーによって、
金額が全然違うので、ご注意ください。
私が相談受けた中で、一番すごかったのは、
実際の10倍!?の金額でした(ビックリしました)
といっても、金額わからないですよね。
コストにも詳しい建築家や工務店に確認するといいですよ。
ともかく。
地盤は、とっても大事ですよ。