建築家・ナイトウタカシさんのブログ「吹き抜けを通して光を取り入れる!」
吹き抜けを通して光を取り入れる!
2019/11/07 更新
小上りの畳コーナー。(一枚目)
久しぶりにイグサにしたので、とってもいい香り。
段差は、ちょうど40cm。
実は、40cmって、ダイニングチェア等の高さと一緒なんですよ。
何かって。
ここに腰掛けるには、ちょうどいい高さ。
実は、写真を撮っている私の背中に、TVが来る予定なので、
この段差に腰掛けながら、テレビを見れます。
なので。
ソファがいらないかもしれないですね。
小上りになた下は、せっかくなので、床下収納にしています。
3か所ともに引き出しになっていて、結構な収納力。
お子様が小さい時には、ここをオモチャ置き場にすると
スッキリしたリビングを演出できそうです。
こちら。
とある家づくりの現場なんです。(二枚目)
先日、床の養生が取れて、クリーニングが完了。
ということで、その姿があらわになったんですよね。
この畳コーナー。
ご覧の通り、吹き抜けになっているんです。
その吹き抜けを見上げると。
こんな感じです。
青空が見てて、気持ちいいですよね。
こちらの家。
南側に隣家が接近して立っているので、
普通に建てると、暗い家になってしまいます。
でも。この吹き抜けのおかげで、
隣家に邪魔されず、日中、たっぷりな光を
取り入れることができるんですよね。
その効果。
想像以上でした。
今までにも、何度か取り入れてる方法なんですが、
吹き抜けの位置や創り方がよかったおかげで、
すごく効果的な光の筒になりました。
南側がふさがっていても、工夫しだいで
ここまで明るくできるんです!
そうそう。こちらの家。
来週には、お客様の検査があって、竣工になります。
どんな家になったのかは、またこちらでご紹介しますね。
三枚目。
ご覧いただくとわかりますが、フローリングです。
パッと見ると、どこかの床かなという印象ですよね。
実は。
この4枚のフローリング。樹種が全部違うんです。
杉、タモ、クルミ、栗。
何が違うかって?
色相や木目の表情、肌触りが違います。
無垢のフローリングって、実はとってもたくさん種類があるんですよね。
ナラやチェリー、ウォルナットだけじゃないんです。
その辺、しっかりと体感しながら、見極めながら、
自分の一番好きなフローリングを採用したいですね。
床一つとっても、愉しめます。
ほんと。家づくりって愉しいです。