建築家・ナイトウタカシさんのブログ「ラフなイメージから家のカタチへのプロセス」
ラフなイメージから家のカタチへのプロセス
2019/07/26 更新
昨日、とある現場に打ち合わせへ行ってきました。
いつもは、現場監督との打ち合わせなんですが、
昨日は、ちょっと違います。
大工さんをはじめ、建材屋さんなども交えて、
仕様等の最終確認をしました。
図面に書いてあるからって言えば、それまでですが、
現場を見ながら、それを敢えて確認していくプロセスでした。
こちらの現場の監督は、凄腕の方。
だからこそ、とても手堅く、しっかり確認してくれます。
〇〇でいいですよね?
はい。大丈夫です。
そんな感じで進んでいきます。
過ぎてみると、結構時間を費やしてます。
でも。こういった丁寧なプロセス。
大事にしていきたいです。
二枚目。
なんだか、ひどい落書き見えますか?(笑)
新しい家づくりを考える機会をいただいています。
写真は、そのスケッチなんです。
たくさん伺った要望を頭の中で整理しながら、考えます。
敷地を大きさで大枠を決めて、
それから、必要所室の大きさ、つながりを紐解いていきます。
朧げなイメージからスタートして、
すこしずつ、カタチにしていきます。
何度か繰り返していくと、ラインがハッキリしてきて、
家ができてきます。
ぼやけていたのが、はっきり見える感じになるので、
ある意味スカッとしますね(笑)
出来上がり!
と思ったのもつかの間。
その計画案を前提に、別案を考えていきます。
というか。
いろいろ考えだすと、別案になっていきます。
もう出ない!
というところまでは、ノンストップ。
これもいいかも、これもいいかも。なんて。
他の建築家さんは知りませんが、
私は、そんな流れで計画案を考え出しています。
いろんな可能性があるなら、それを否定せず、
しっかりとアプトプットしていく。
そのうえで、何が最善なのかを考えるようにしています。
まぁ。これでいっか。なんてことはあり得ませんね。
だって。
大事な大事な家づくりですから。