建築家・ナイトウタカシさんのブログ「夏の強い日差しを遮るには??」

夏の強い日差しを遮るには??

2019/07/02 更新

昨日、とある家づくりの打ち合わせで

話題になったこと。



強い日差しを遮るには?

という内容。



この暑さなので、話題になってもおかしくないですよね。



暑さをしのぐために、大事なことって、

断熱性能ではありませんよ。



もちろん。

それも大事な要素ですが。



強い日差しをどう遮るのか。

が一番重要です。



パッと思いつくのは、庇ですよね。





窓の上に、屋根(庇)をかけることで、

昼間の日差しをしっかりと遮れます。



ちなみに。

この画像くらい、しっかりと長さを確保するのがオススメ。(一枚目)



窓の上に、短い庇という方法もあるのですが、

こういった長い庇ほどの効果が見込めません。





深く軒を出した、和風な家よりも、

軒のない(屋根が壁より出ていない)モダンなデザインの家が

多くなっていますね。



箱型のデザインなのに、庇???

と思われた方もいるかもしれませんね。



大丈夫です。



それには、それ相応な方法があります。





こちらは、オーニングというキャンパス布地でできた庇で、

庇を出したり、閉じたりできます。(二枚目)



よくカフェの屋外スペースについてます。



固定の庇ではなく、可動の庇。

シンプルな発想ですが、このオーニング。

結構効果があります。



しっかりと日差しを遮ってくれるんです。

格納した時には、すっきりしているのもいいですよね。



気になる点は。。

風が強い日は、危ないので、庇を出しておけないこと。



風の強いエリアでは、慎重に採用を検討してくださいね。



もう一つは、こちら。

外付けのブラインドですね。(三枚目)



こちらのブログでも何度か出てきています。



ブラインドなので、日差しに合わせて、

調整できるのがいいところ。



室内と同じなのでは??

と思われた方もいらっしゃるのではないでしょう。



いやいや。

外が断然効果は高いんです。



よく考えてみれば、わかるかもしれません。



内部で、日差しを遮ったとして。

熱はすでに、室内に侵入してきていますよね?



なので。

外についている方がよいです。



また、ブラインドは上げ下げできます。



光を取り込みたいときは全開に。

遮りたいときは、角度を変えて。



そんな使い方ができるのもいいですね。



見た目も、すっきりしているので

モダンなデザインにもフィットすると思いますよ。





もっと、いろいろあるんですが、

主要な方法は、これくらいでしょうか。



いろいろ比較検討してながら、決めてみてください。

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