建築家・ナイトウタカシさんのブログ「現場→現場→現場!!」
現場→現場→現場!!
2019/02/13 更新
昨日は、一日、現場まわりでした。
一枚目は最初の現場。
ちょうど、これから、土間コンクリートを打ち始めるところでした。
縦横に走っている白いラインは、コンクリートの割れを
軽減するために設ける伸縮目地です。
水平方向は平に見えていますが、
実はそうでもなくて、仕上がりの高さに合わせていて、
あがったり下がったりしています。
ちょうど、土間コンの基準にもなるため、大事。
どういった高低にするのかを最終確認。
(雨水の流れに影響しますので)
あとは、鉄筋がしっかり敷設されているのかを確認しました。
(しっかり入ってないと割れやすくなるため)
タイミングが合わず、コンクリート打ちには立ち合いできませんでしたが、
監督の指示のもと、しっかり打ってくれたと思います。
二枚目の現場は、ちょうど、基礎の工事中。
基礎の床面は先日コンクリートを打っていて、
昨日は、立ち上がりを打ちます。
その直前に、とっても大事なプロセスがあります。
基礎と骨組みを緊結するために、アンカーボルトを入れるのですが。
構造計算結果に合わせて、設置場所や個所数が決まっています。
それを全数確認してきたんです。
だって。
コンクリート打ってからでは、取付できないので!
それともう一つ。
排水や給水の配管の通る場所の確認。
こちらも、あとで孔をあけれないので、この段階でハッキリさせておきます。
その辺もしっかりとチェックしてきました。
職人のチェック。
監督のチェック。
私のチェック。
トリプルチェックです。
だって。大事な大事な家創りですので。
三枚目の現場では、建物はおおむね工事が完了して、
外構の工事が進んでいます。
前面道路が斜めになっているので、高さの設定が
とても難しいのですが、設計意図をしっかりと伝達。
いろいと協議して、いい形ですすめていけることになりました。
引き渡しに向けて、急ピッチで仕上げていきます!!
あまり寒いところに長い時間いることがないので、
昨日は、事務所へ戻ったら、疲労困憊。
しっかり体力つけないといけませんね。
工事の監理って、経験がものを言います。
最近では、ある意味熟練になってきたんでしょうかね。
いろんな経験させていただけて感謝!