建築家・ナイトウタカシさんのブログ「ヒアリングから入札結果のチェックへ」
ヒアリングから入札結果のチェックへ
2018/11/03 更新
昨日、これから家創りをしようとされているご夫婦と
初面談させていただきました。
初面談って、緊張した面持ちなのか。
いやいや。
そんなことは全くありません。
すんごく和気あいあいな空気感なんですよね。
いつもそんな感じです。
見た目は、強面なんてよく言われましたが、
最近は、メガネをかけているせいか、優しい雰囲気らしいです(笑)
いきなり家創りの話ではなくて、
その周りの内容からスタートしていく感じです。
昨日なんかは、ご主人が、基本的にソファに座らないという
生活スタイルについて、深堀していきました。(笑)
なぜ座らないのか。
ソファは持っているのか。
どう使ってるのか。
新居に必要なのか。
ソファではなく、チェアでいいのか。
等々。
そんな一つの話題でも、いろいろ気になることがあります。
なんて。
話していたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
家創りへの想いを伺うのって、毎回ですが、
ほんと愉しいです。
ありがたいですね。
そのあと、敷地の視察へ。
伺っていたお話をイメージしながら、しっかり見極めます。
周辺の環境はもちろんですが、
高低差や、道路の幅、車の進入のことや
電柱の有無や位置、等々。
見るところ満載なんですよね。
しっかり見極めますが、第一印象も結構大事にしています。
もちろん。
この敷地でも、直観はありましたよ。
さて。
どんな提案になるのか。
私自身楽しみです。
夕方には事務所へ戻りました。
実は、昨日は、とある家創りの入札だったんです。
三社に協力してもらって、見積を作成していただきました。
結果はさておき。
昨日、夜中までかけてやったことは。。
見積すべてについて、内容を確認することでした。
見積落としがないか。
ダブっていないか。
数量が問題ないか。
単価が逸脱していないか。
これまでに、いろんな家創りで、たくさんの見積もりを
見てきたこともあって、内容を見ながら、
現場をイメージしながら、チェックしていけるようになりました。
誰が、何を、どういう流れで。
そんな風に考えると抜けが防げます。
写真の付箋は、その際にチェックした部分を示します。
見積したんだから、すべてが入っていて当然!
見積落としは工務店の責任!
っていうのも、一つの考え方で、そういった建築家もいるそうですが、
私は、そうでなく、しっかりとした見積で、適正な価格で、
仕事をお願いしたいと思っています。
気持ちよく、家創りをしてもらいたいですから。
家創りに関わる全ての人の豊かな未来を実現するため。