建築家・ナイトウタカシさんのブログ「予算の範囲内で家を創るには?」
予算の範囲内で家を創るには?
2018/10/28 更新
画像ちょっと見にくいんですが。。
実は、ネット上で開催されている、コンペのサイトです。
詳しくは、こちら。
→ 住宅新築ガイド
https://www.netcompe-system.com/
今までに、何度か愛知県でも開催されています。
直近では、岡崎でも開催されました。
お客様の要望が掲載されて、
それに対して、地元の建築家10社ほどが、
提案書を提示して、選んでいただくような流れなんです。
(ただし、安易に応募はできないので、その辺はご注意ください)
最初のご提案の時には、直接お会いして、お話する機会が持てないので、
想像に頼ってしまう側面が多いので、難しいかもしれません。
今回も、なかなか難しいご要望だったのですが、
予算含めて、着地させたご提案で、いい結果につながりました。
嬉しいですね。
実は、提案書をお出しして、気に入っていただくと、
面談する機会が持てます。
その面談の時に、お客様がおっしゃっていたことで、
ビックリしたのですが。。
予算をオーバーした提案が多かったとのこと。
私からすると、考えられないんですけどね。。
提案はいいけど、予算オーバーといった内容。
予算に限界なければ、家の規模だって違うわけですので、
それは、驚くほどの提案も可能になりますよね。
でも。
予算の範囲内でなければ、家が建ちませんよね。
なんとなくですが、こういった空気感は、
業界的にはよくあると感じています。
(いい提案が大事でしょうという)
家創りは、その瞬間のことだけ考えれば
よいのではありません。
その後の人生も含めて考えたいです。
なので。
予算を超えた提案は、ほとんどしないようにしています。
返済に追われて、日常生活が楽しめなるのもどうかと思いますので。
反対に、お客様の設定する、予算組についても、
しっかりお話させていただきます。
坪単価という、目安にもならない価格設定と
ローコストビルダーの無責任な価格設定によって、
変な先入観だけができてしまっています。
実際。
広告で言われているような価格では
生活できるだけの家は建ちません。
別途工事が多くて、合計すると、
割高になったりします。
大事なのは、安くすることではなくて、
適切な価格にすることだと思っています。
何が適切なのか?
それを知っている建築家との家創りがオススメ。
ちなみに。
すべての建築家が知っているわけでもないので、
それも注意してくださいね。
家創りのパートナーは、しっかりと見極めて、
選定してくださいね。