建築家・ナイトウタカシさんのブログ「女性の好きな家を創るには?」
女性の好きな家を創るには?
2018/08/16 更新
一枚目。とても印象的な外観ですよね。
そうなんです。
いわゆる洋館ですね。
一部の女性には、とても人気のデザイン。
軒下や中間部分、窓周りの装飾、アイアンの手すり。
クラシカルなデザインで組み合わせています。
屋根はスレートなんかも多いですが、
フラットな瓦を使っています。
耐久性を考慮したんですけどね。
優しい色合いや、天然石との組み合わせは、
お客様の個性が表現されている感じ。
洋館といえば、〇〇ホーム??
いやいや。
そうでもないんですよ。
だって。
こちらの家は、私が設計していますから。
当初は和モダンからスタートした家創りですが、
最終的には洋館になりました。
中をちらっと。(二枚目)
洋館らしい手摺ですよね。
輸入建材を使ってます。
そして、モールディング(天井と壁の取り合いの装飾)や
内部fドアのデザイン等、しっかりとデザインしてあります。
実は、装飾は採用していますが、
最小限に抑えています。
あまりやりすぎると、ゴテゴテします。
ほどよい装飾って、表情を創ってくれて、
とても上品になったりするんですよ。
この優しくて、上品な雰囲気。
やはり、奥様らしい感じです。
女性に人気といえば。。
南欧風のデザインです。(三枚目)
三角屋根。
洋風瓦に、塗り壁ですよね。
窓のカタチも結構大事だったりします。
アイアンの門扉やフェンスも効いていますね。
よく見かける、南欧風のデザインは、
漆喰をイメージさせる白い壁が多い。
でも。
こちらでは、奥様の好きな色の一つでもある
山吹色を大胆に採用しています。
オレンジの瓦屋根と、とっても相性がよい。
こちらの家が持つ、かわいらしさ。
それも、お客様らしいです。
こういったデザインは、少し違う要素を取り入れると
途端に、バランスが崩れてしまいます。
こちらの、山吹色も、ある意味チャレンジでした。
でも。
それが、お客様らしさにもつながると考えて、
山吹色でも、しっかりと色をセレクトしています。
色が薄かったり、濃かったりするだけで、
雰囲気がずいぶんと変わってしまうので。
女性好みのデザイン。
女性でない、私でも、しっかりデザインできるんですよ。
女性の持つ感性をしっかりとカタチにする。
それも楽しかったりします。
表現の幅を広げていただいてます。