建築家・ナイトウタカシさんのブログ「フルオーダーのキッチンってどうなの?」

フルオーダーのキッチンってどうなの?

2018/07/29 更新

昨日、とある家創りで採用する、

フルオーダーキッチンの打ち合わせへ行ってきました。



お客様と一緒に行って、

最終の仕様確認と色を決めるのが目的です。



フルオーダーなので、

主要メーカーのように、「これはできない」ということが

ほとんどなくて、いろんな機器や素材を組み合わせ

できるのは、魅力ですよね。



もちろん。

カタチも自由です。



昨日、他の事例紹介で見せていただいたのですが、

フルオープンのキッチンで、水切り棚を見せたくない

ということで、シンク内ではなくて、

シンク下の引き出しの一部に、水切り棚を

取り付けるなんてアイデアも。



こんな風にしたい!

そんな気持ちがあれば、カタチにしてくれます。



オンリーワンなキッチンを

ということであれば、ぜひぜひ検討してみてくださいね。



ちなみに。

価格は、ピンキリです。



高くもなりますし、抑えることもできます。

ただし。

主要メーカーの廉価版キッチンの金額にはならないので、

その辺はご理解くださいね。



考えてみると。

建築家との家創りに、とっても似ています。







そうそう。

昨日の打ち合わせで、大きく変わったことがあります。



設計の段階では、キッチンの天板は、

ステンレスのホットバイブレーションでした。(二枚目)



ステンレスの板に、

バイブレーションというラフな傷をつけるような仕上げ。



ただのバーブレーションとの違いは。。



見た目でいえば、ホットの方が、マットな質感。

ギラギラがあまりないので、クールです。



メンテナンスのことで言えば、

ホットの場合、傷がつくと補修ができない。。

ホットでなければ、再びバイブレーションをすれば

傷は見えにくくできます。



実は、このメンテナンスのことがきっかけで、

採用を見送ることになりました。



クレンザーで掃除できない。。。

奥様にとっては、とても困ることですよね。





そこで、代替案として候補になった素材は、

セラミックです。(三枚目)



LIXILやクリナップで登場していて、最上位グレードにしか

取り扱いできない代物。



でも。

これであれば、カッターでガリガリやっても傷つかないので、

クレンザーもOKですし、汚れが浸透することもない。

沸騰した鍋を載せてもOK.。



奥様にとっては、夢のような素材です。



もともと、ホットバイブレーションにしていたので、

セラミックにしても、大きな差額が出ないので、

最終的には、こちらで決定となりました。





この素材を使うために、このシリーズで。。

そんな縛りもないのって、とてもいいですよね。





オーダーキッチン。

いいですよ。



建築家との家創り。

いいですよ。



いかがですか?

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