建築家・ナイトウタカシさんのブログ「狭小+変形敷地に家を創る!」
狭小+変形敷地に家を創る!
2018/06/02 更新
昨日、とある家創りで情報収集のため、
本屋へ行ってきました。
本屋って、とても面白いですよね。
何を見るのかという目的によって、
目に入ってくる書籍が違ってきます。
実は、普段考えないことを探していたので
普段手に取らない書籍を見ることになって
とても刺激的な時間になりました。
そうそう。
ついでに、新しく発行されている書籍も
パラパラ、チラチラ、じっくりと眺めました。
時間が取れれば、ずっとそこにいて、
いろいろ見たいですね。
本屋にいた濃密な時間を経て思ったこと。
やっぱ。
「建築」好きだなぁって。
大好きなことを、仕事として
させてもらっていることに、改めて感謝しました。
二枚目。
赤いマーカーで囲まれたところ。
実は、とある家創りの敷地なんです。
かなり変わった形してますよね。
しかも。。
この敷地。75㎡。
広い??
いやいや、広くないですよ。
どちらかといえば、狭いほうです。
実は、この敷地は、いわゆる
狭小+変形敷地なんです。
地下鉄の駅からすごく近くて、利便性抜群。
でも。、このカタチ。
なかなか普通の考え方では設計できません。
変形、狭小敷地が得意ということもあって、
ご依頼いただきました。
昨日、早速いろいろ試行錯誤へ。(三枚目)
変形なので、どう間取りを入れ込むのかが
まず大きなポイント。
でも、狭小敷地なので、平面的なことだけでは、
窮屈な感じになってしまいます。
なので、断面方向のことも同時に考えます。
しかも。
法規制をクリアするよう考えながらですかね。
もちろんですが。
施工のことも視野に入れておきたいですね。
ただ、設計すればよいのわけでないのが
奥が深いところです。
いろんなパターンを考え出して、
概ね、方向性が見えてきました。
ただし。。難関があります。
構造です。
こういった変形地の場合は、
耐震等級を高くするのが、とても難しい。。
なので。
構造担当者へ早速問い合わせしました。
早期の段階で、相談しておかないと、
普通の敷地と違うので、あとでどうにもなりませんから。
狭小変形地って、関東関西では当たり前のようですが、
名古屋では、まだまだマイナーです。
これからですかね。
この経験を生かせるといいなと思います。