建築家・ナイトウタカシさんのブログ「リビング階段はしっかりデザインしましょう」
リビング階段はしっかりデザインしましょう
2018/04/17 更新
1階と2階をつなぐ階段。
上下階を昇降するという機能だけにしておくのは
もったいない。
鉄骨の板(ササラ)を使って、木製ではできない
形状や薄さにして、シャープな階段にするのもよいですよ。
階段というだけでなく、オブジェのように
空間を特徴つけてくれます。
一枚目の写真は、ササラを稲妻状にカットしています。
とても印象的な階段になりますね。
特に、このところ、リビング階段にされる方が
多いので、階段のデザインは、結構重要になります。
同じLDKにある階段ですが、
二枚目はずいぶんと印象が違いますよね。
色を白ベースにしたことと、手すりを鉄骨で製作して
細くに見せることで、シャープな感じを演出しています。
三枚目は、ちょうど、二つの階段を足した感じです。
ササラが木製ですと、鉄骨に比べて
武骨な感じになりますね。
手摺を細くしていますが、
全体的に軽快というよりは、
どっしりした印象になっています。
階段室として、メインの空間と切り離されているのであれば
気にすることもないのですが、
LDKの中に階段を取り入れる場合には、
しっかりとデザインするのがオススメです。
現在工事中の家で、一風変わったデザインを
採用しているんです。
まだまだ竣工は先ですが、
出来上がったら、こちらでもご紹介しますね。