建築家・ナイトウタカシさんのブログ「書斎。それは、男のロマンです!」
書斎。それは、男のロマンです!
2018/02/10 更新
一枚目。
どこの部屋だと思います?
ピンときた人は、それを欲している人かもしれません。
そうなんです。
書斎なんですよね。
男性は、書斎に憧れますよね。
男の城というイメージです。
こちらの家の書斎は、2帖の広さ。
写真には写っていませんが、
趣味の車のプラモがあったりして、
かなり居心地良さそうでした。
床はウォルナットで濃い目。
壁は、コンクリート打放し柄の壁紙で、
とても武骨でカッコいい感じです。
30cmほどの高さしかない窓ですが、
横幅いっぱいに確保したこともあって、
とても明るい空間になりました。
座りながら、ちょうど、正面に外の空気を
感じられるのっていいかも。
こちらの書斎机。
耳つきの一枚板なんですよ。
時とともに、味が出てきて、とてもいい風合いに
なっていきます。
それも愉しみの一つですよね。
二枚目は、まだ、しっかりと使いこんでいませんが、
同じ広さの書斎です。
床は同じく、ウォルナットで、
壁に紺色の壁紙。
窓はとても小さな感じなので、
どちらかというと、暗いと感じるほど。
でも。
その暗い感じが、また基地っぽくていいようです。
もっと使いこんでいってほしいですね。
三枚目は、竣工したてて、まだ束ていないのですが、
こちらは、なんと、1帖広さの書斎なんです!
1帖って。
変な比較になりますが、トイレと同じ広さ。
あのコンパクトな感じの中に、
机と本棚を創り込んでいます。
窮屈かと思えば、そうでもなくて、
有る意味、何だか落ち着きますね。
そうそう。
考えてみると、こちらも、落ち着いた感じのインテリア。
書斎は、お父さんが、一人で、自分の時間を
ゆっくりと過ごす場所。
サンサンと明るいのもいいのですが、
少し暗めで、落ち着いた雰囲気がフィットするのかも
しれませんね。
1帖、2帖というミニマムなスペースの中に、
男のロマンを詰め込んでみてはいかがでしょうか?
ワクワクしますよ。