建築家・ナイトウタカシさんのブログ「装飾の良さを感じる」
装飾の良さを感じる
2017/10/07 更新
一枚目。
ウォルナットの階段。
よく見てみると、手摺のデザインが印象的ですよね。
輸入住宅や洋風住宅で採用されている
木製の階段です。
手摺と手摺子(柱)の曲線が独特です。
二枚目のアングルですと、手摺の形状がわかります。
要所にある、親柱とその間に並ぶ子柱。
それらパーツが創る出す空間は、
優雅な感じになりますね。
もちろん。
モダンな場所には、なかなかフィットしませんが。。
モールディングや框戸、アールの垂れ壁といった
構成要素も、雰囲気創りを担っています。
現在、こういった洋風のデザインを主とした
洋館が建設中なんです。
昨日、お客様と一緒に現場に行ってきました。
その時のワンショットが三枚目。
ここまで書き込んできたので、おわかりと思いますが、
そうなんです。階段廻りで手摺の親柱なんですよね。
まだ、階段ができたばかりなので、
手摺まではついていないのですが、
昨日、手摺の柱が一本だけ納品されていて、
お客様と発見!!
二人で、ついついテンションが上がってしまいました!
この一本を見ただけで、
先にお見せしたような階段をヴィジョンとして
イメージしてしまったからです。
よく見てみると、内部のモールディングが
順次取り付けられていて、いい雰囲気を創りだしていました。
ほんと。
どうなるのか、愉しみですね!!
ナイトウタカシを昔からご存じの方は、
モダンなイメージが強いと思います。
装飾というより、装飾をそぎ落として
ミニマルにデザインしていく感じ。
もちろん、好きですし、得意です。
ただ、こんな風に、洋館をデザイン
させていただくことで、装飾のもつ良さも
しっかり感じることができます。
上品な空間を創り出すこともできるんですよね。
すごくいい機会をいただいてます。
ありがたいですね。