建築家・ナイトウタカシさんのブログ「アクセントでタイルって素敵ですよ。」
アクセントでタイルって素敵ですよ。
2017/09/03 更新
私、タイルが大好きなんです。
いろんな場所で使われているタイルをみながら、
「このタイルは、○○(メーカー)のあの製品だな」とか
「あのタイル使うと、こんな感じになるんだぁ」
なんて思ってみたりするほど。
昨日打合せした家創りで、いくつかアクセントで
タイルを採用していただくのですが、
前回、ショールームでセレクトしていただいたのを
確認させていただきました。
その中で、リビングのTV背面に
アクセントで張ることになっていたタイルを、
最終的には、石にしていただくことになりました。
TVの背面って、いいアクセントになるので、
タイルを採用する機会も多くなっています。
一枚目は、凹凸のあるボーダー状の天然石。
荒々しい表情に、上から間接照明が当たっているので、
深い陰影ができて、とってもきれいです。
この凹凸は、石を割ってつくるため、
タイルでは表現できない荒さがあるんですよね。
大判でなく、ボーダー状になっているのも、ポイントです。
こちらの場合、巾2400mmくらいの範囲で採用するのが
好ましいです。
あまり大きな面積に採用しますと、
ゴチャゴチャした印象になります。
二枚目は、また雰囲気違いますよね。
同じく間接照明は当たっていますが、
陰影は、それほど深くありません。
しかも、タイルが大きめです。
大きなタイルの中で、色ムラがあって、
それが表情になっていますね。
そうそう。
こちらは、石ではなくて、タイルです。
パッと見ると、石に見えますが。
こういった大きめのタイルは、
高級感につながるのですが、
張る巾が狭いと、バランスが悪くなります。
ある程度、たくさんの面積に採用できるのであれば、
こういった大判のタイルも上品な感じでよいですよ。
採用する面積とタイルの大きさのバランスは
とっても難しいので、ぜひ建築家に相談してみてくださいね。
そうそう。
三枚目は、タイルではなくて、アクセントで採用した壁紙。
タイルを張るだけの予算が。。。
という方には、こういったアクセントクロスはオススメ。
ただ。。
タイル柄とか、石柄ではなくて、
プレーンな柄を採用すると、
とっても品よくまとまるので、オススメです。
せっかくの家創りなので、
真っ白ではなくて、何かアクセントで採用して
自分らしさを演出してみてくださいね。
ワクワクしますよ。