建築家・ナイトウタカシさんのブログ「心を開いて、向き合いながら。」

心を開いて、向き合いながら。

2017/05/06 更新

昨日は、何だか一日慌ただしくしていたようです。
写真を撮り忘れておりました。。

ゆとりがないのはよくないですね。

以前、禅の本で、
「忙しい」というのは、「心を亡くすこと」だと
書いてありました。

家創りは大好きなので、心を亡くしてしまわず、
しっかりと向き合って、気持ちを入れていきたいので、
もう少し、ゆったりと構えていこうと思います。



ここ、1か月ほどの間に、
新しく家創りを考えている方々と、
お会いする機会に恵まれました。

みなさん。
とっても強い想いをお持ちです。

そうですよね。

夢のマイホームですもんね。
家族がずっと暮らしていく場所ですし。

何でもいいや!なんて方。
ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?


このところ連続して
いろいろ伺ってみて思ったことがあります。

みなさん強い想いがあるのに、
それをどう表現していいのかわからない。

それはそうですよね。
はじめてのことですので。

そもそもですが、どう表現していいのかを
聞く側が、お伝えしないといけないと思います。


もうひとつ。
予算とのバランスがわからず、
いっぱいある想いを封印してしまっている。

特に。
最初に、ハウスメーカーに行かれた方は、
そういった感じが多いと思います。

ハウスメーカーの方へ、
思い付いただけ、要望を伝えてみて。

できてきた計画案と見積もりを見て、ビックリ!!
予算をはるかに超えているのを
目の当たりして、意気消沈。。。

封印してしまう気持ちも理解できます。


そういった方々の場合、
必ず、お伝えすることがあります。


何かこだわりを実現するために、
どんな方法があって、その方法に、
いくらかかるのかは、素人の方には、わからないはず。

なので、コストのことを考えても仕方がありません。

ご要望とコストのバランスを考えるのは、
我々の仕事です。

想いを伝えずに、実現できないことと
想いを伝えたけど実現しなかったことでは、
大きく違います。

なので、家創りに対する、自由な想いを
しっかりと聞かせてほしい。

そんな風にお話します。


そのおかげか、
ヒアリングにかかる時間は、とっても長くなります。


先日もこんな一言を耳にしました。

「建築士さんとも何人かお会いしていますが、
 こんなにしっかりと要望聞いてもらったことがなかったかも」

褒め言葉として、とらえてみました。


お互いが、心を開いて、向き合い、
いろんな想いを共有しながら、
じっくりと家創りをすすめていく。

そんなスタンスを貫いていきたいです。

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