建築家・ナイトウタカシさんのブログ「ちょっとした装飾の取り入れ方」
ちょっとした装飾の取り入れ方
2016/09/22 更新
一枚目の画像。
とっても優しい色あいのインテリア。
壁のニュートラルななブルーグレー色も印象的ですが、
実は、もっと違うところがポイントなんです。
さて。
どこだと思いますか?
二枚目の画像を見てください。
昨日、こんな建材を手に取りながら、
打合せをしてきました。
積み木!
確かに。合ってるようにも見えますが、違います。
これ。
床と壁の取り合いに使う巾木や
壁と天井の取り合いに使う廻縁なんです。
最初の画像に戻ってみてください。
床と壁、壁と天井の間に、白いラインが入ってますよね。
これです!
実は、このラインが、ずいぶんと効いているんです。
白く縁取りされることで、壁がとっても引き立っているんです。
額縁のない絵画と、ある絵画のような感じです。
最近は、、壁と天井に取り付く、廻縁は最近見かけなくなりました。
スッキリと見せることが目的。
装飾的ではなく、シンプルなイメージを目指しているんですね。
あまり装飾的なのは、好みではありませんが、
使い方によっては、とてもいい雰囲気を創りだしてくれます。
その種類といったら。。。
サプライズなほどあります。
ある程度、プロに相談しながら、
決めていくと愉しいと思いますよ!
こういったのって、輸入住宅に限定されそうですが、
実は、モダンなデザインの中でも使えます。
ただし。使い方にはご注意を!
外部に使う場合は、三枚目の画像のような感じ。
輸入住宅でよく見かけますよね。
モールディングっていうんですけど、
これのあるなしで、ほんと違って見えます。
もちろん、いきなり、和風なデザインには使えないので、
その辺は注意がいりますよ。
不思議なもので、こういったデザインは、
最先端でもないのですが、古びていきません。
流行に影響を受けないデザイン。
家族が一生を過ごしていく家ですので、
いつまでも、新鮮なデザインであってほしいですよね。