建築家・ナイトウタカシさんのブログ「デザインだでなく、姿勢に共感!!」
デザインだでなく、姿勢に共感!!
2016/07/20 更新
みなさん。
どんな音楽が好きですか?
いきなり。なんで?
と思われたと思います。
少しだけ話にお付き合いください。
私は、もともとクラシックが大好きです。
その中でも、最近はヴァイオリンの音色に惹かれていて、
よく聞いたり、コンサートへ行ったりします。
数多くのヴァイオリニストがいるのですが、
その中でも、飛びぬけて、お気にいりの方がいるんです。
庄司紗矢香さん。
世界を舞台に活躍されている方で、
とっても心地よい音色を聴かせてくれるんです。
直感で、音色が好きなのは、さておき、
実は、もっと違った側面に惹かれているんです。
You Tubeで、彼女を検索すると、
いろんな動画があります。
その動画の中で、彼女が、音楽に対する考え方や
演奏家としての使命についてコメントするものがあるんですよね。
彼女が語ったフレーズ。
「演奏家のために作曲家があるのではなく、
作曲家のために演奏家がある。」
驚きました。
建築家とクライアントの関係について思っていたことと
とても近かったからです。
「建築家のためにクライアントがあるのではなく、
クライアントのために建築家がある」
当たり前のようですが、建築家が、自己表現に注力する場合には、
その関係が反転します。
自己中心的な表現にならず、
クライアントが表現したいと思っているものを
理解し、私を通して表現する。
そんなことが大事なんだと思っています。
そうなんです。
音色が好きというだけでなく、
音楽に対する姿勢までも「共感」しているので、
庄司さんが、大好きなんです。
デザインという表現だけではなく、
家創りに対する姿勢に「共感」していただいた方と
一緒に家創りをしていけるといいなと思います!
今日は珍しく文章だけ。
でも。
とっても大事にしてることなんですよ。