建築家・ナイトウタカシさんのブログ「本気で愉しみながらのソファ選び」
本気で愉しみながらのソファ選び
2015/11/02 更新
昨日、家創りが進行している、お客様と
家具屋へ一緒に行ってきました。
名古屋市名東区にある「VIGORE」。
実は、一昨日から「ソファーフェア」が開催されているので、
普段よりたくさんのソファが置いてあるんですよね。
新しい家に新調する予定のソファをセレクトするため、
ご一緒しました。
こちらのお店のすごいところは、見た目のデザインではありません。
(もちろん、デザインはされていますよ)
ソファの骨組み、クッションの中身といった、
基礎的なところにこだわりがあるところなんです。
最初の写真は、クッションの下部なんです。
スプリングでなく、板でもなく、繊維を編み込んだゴムが
で支えているんです。
板だと堅い感じがしてしまいますし、
スプリングですとばねが劣化したり、
クッションのウレタンが痛んでしまったりします。
その辺の懸念がずいぶんと改善されています。
下地となるゴムをしっかりと固定させておくために、
そのベースとなる木のフレームもしっかりと創りこまれています。
いろいろ見たり、説明を聞いたり、体感したりしていきます。
クッションにもいろいろあるんです。
密度の異なるウレタンを組み合わせたり、
フェザーで包み込んだりして、
いろんな座り心地を実現してくれています。
ちなみに。
お客様と私では、心地いいと思うクッションが違ったりしていました。
フェザーも上質なモノを採用しているので、
空気を入れると、復元性が高くて驚きます。
そういった見えない部分をこだわって創り上げたソファだからこその
座り心地があるんですよね。
それらを、ひとつずつ、全てのソファを座り比べてきました!
そして、表面の布地については、
300種類のある中からセレクトできます。
300種類もあると、迷いそうなのですが、
色の発色具合や、肌さわりが異なるので、
直感でセレクトしやすかったりするんです。
いろんな布地の中から、
好きなモノをセレクトして、比較検討しました。
最終、二つのタイプ、三つの布地で迷いましたが、
もう少し考えて最終決定するということにしました。
そして、ソファをセレクトするはずが、
ダイニングテーブルにも目が行きます。
ウォルナットでできたダイニングテーブルなのですが、
シンプルなデザインながら、脚の先を細くしているので、
とってもスッキリしたデザインなんです。
奥さまが一目ぼれ。
おそらく、こちらのテーブルで決定になりそうです。
海外の有名ブランドの家具もいいのですが、
国産で、きちんと創りこまれたものであれば、
機能的ですし、しっかりしています。
長い目でみれば、とてもいいセレクトになるんだと思います。
このお店を出るころには、
いろいろソファに対する知識が増えて、
ある意味、マニアになった気分でした。
家創りは、建物だけではありません。
家具やカーテンといったモノについても、
自分らしい住まいを実現するには、
とても大切なんです。
毎回というわけではありませんが、
こうやって、お客様と一緒に
セレクトさせていただいたりしています。
私自身も、そのプロセスを楽しませていただいているんです。
家創りは、最後まで愉しいんですよ。