建築家・ナイトウタカシさんのブログ「出来上がるプロセスを愉しんでいただきます」
出来上がるプロセスを愉しんでいただきます
2015/11/01 更新
昨日は、とある家創りの敷地視察からスタート。
先日、視察してきた土地なのですが、
竹林が密集していたり、崖があったり、
パッと見ると驚いてしまいます。
ただし。
この土地だからこそ!といえる家ができそうだと感じて、
それを確信するため、昨日は、私だけでなく、
凄腕の工務店、竹林関係のプロ、造成のプロと一緒に視察しました。
現状を眺めながら、いろんなアイデアやアドバイスが飛び交います。
考えていた構想について、実際に工事をするにしても、
問題なくできそうだという結論に至りました。
気をつけないといけないのは、設計者だけで判断してしまうこと。
「こんなふうならできそうだ」と想像で判断して、
設計を進めてから、工事になって初めて、できる、できないになってしまうと
いけません。
仮に工事ができたとしても、難工事になって、
余計な費用がかかってしまうことも避けたいところ。
だからこそ、工事のプロと一緒になって、
事前に視察して、よりよい方向性を共有しておきたいですね。
ほんとありがたいことに、そういった相談に、
きちんとのってくれて、適切な意見をぶつけ合えるプロが
近くにいることは、感謝ですね。
この土地だからこそ、できる家。
眺望を生かしながら、光溢れる家。
想像するとワクワクします。
午後は、とある家創りの現場へ。
お客様と一緒に工事の進行状況を確認してきました。
外壁の下地が、ほぼ張り終わっていて、
家の外観がハッキリしています。
来週には、いろいろ比較検討して決定した色を
塗り始めます。
とても上品な色なんですよね。
一部に木目柄を採用したのですが、
この濃い目の色合いと、樹脂サッシの白が何とも優しく、シックな印象。
お客様らしい外観ができつつあります。
内部の工事は、順調に進行中。
壁、天井の石膏ボードがずいぶんと進行していて、
部屋の広さがハッキリしていました。
横への広がり感、高さの感覚等など、
想像していた感じと、実際との違いを体感していただきました。
写真なのでわかりにくいのですが、
こちらは、全館空調の空調機械関係。
戸建住宅とは思えないスケール感に、圧倒されましたが、
この機械があるからこそ、快適な温熱環境が実現できるんですよね。
こちらの家は、断熱性能を高くしていて、
さらに、全館空調を採用しています。
年中、ここちよい空気の中で、生活していけそうで、愉しみです。
工事の進行状況を一緒に確認する。
とても大事なことだと思っています。
我が家が出来上がっていく姿を目の当たりにすると、
ほんとワクワクできますよ。
ご一緒しながら、
どんな工事が進んでいるのか、
それが適切なのかどうか、
順調なのかどうか。
そんな話もさせていただきます。
気になることは率直に聞いていただいて、
それに対して、御答もします。
わからないからお任せではなくて、
不安や不思議に思ったことを
ひとつずつクリアにしながら、
納得の家創りをしていっていただきたいと思います。
大事な大事な家ですからね。