建築家・ナイトウタカシさんのブログ「リノベーションの打合せから計画案の考案へ」

リノベーションの打合せから計画案の考案へ

2015/10/24 更新

ここ最近、とってもいい天気が続いています。

現場のことを考えると、いい流れです。


日差しは強いので、昼間は暑く感じますが、

日影にいくと心地よかったり。

快適に過ごせる季節ですよね。



昨日、とある家のリノベーションの打合せがありました。

じっくりと3時間ほど。

あっという間の時間でした。


マンションではなく、戸建の家のフルリノベーションです。


現在、3人にお住まいの家なのですが、

今回のリノベーションによって暮らす方は。。。


なんと!

3世代で、8人家族なんです。


大きな増築はできないため、

概ね、今ある外形を保ったままの計画。


その中で、プライバシーを確保したり、

皆が集まれるだけの場所を作ったり、

WCはもちろんですが、洗面台も2台必要になります。


ただ、限られた範囲の中でも

使いやすい間取りが必要ですよね。


特に家事動線は大事なので、丁寧に計画していきます。


リノベーションは、外形も決まっているのですが、

それ以上に効いてくるのが、骨組みなんです。


木造なので、安易に柱を抜いたりできません。

その辺を工夫しながら、考えることが必要です。


ご要望と現状とのバランスを見ながらですが、

図面を通して、いろいろとご要望を伺うことができました。


次回に向けて、もう一度考え直そうと思います。



夕方には、事務所へ戻って、デスクワーク。

その中で、

先ほどとは別のフルリノベーションの計画案を考えました。


以前伺ったご要望を頭に入れつつ、

骨組みをにらみながら、計画していきます。


これだけ制約がある状況なのですが、

考えていくと、いくつか計画案を思いついたりします。


何を大事にするのか。


それによってヴァリエーションができてしまうんです。


実は。


考え出していくことよりも、

考えた計画案を絞り込んでいくことが難しいんです。


こちらの計画は、ここがいいけど、

この点では、別の計画案がいい。

その逆もあったり。


もう一度、お客様のご要望を読み込んだりします。


最終的には、2案までには、

絞り込んで、お客様へご提案していきます。


昨日も、最終、2案までには絞り込みましたよ。


次回、ご提案した際、どんなことを感じていただけるのかを

想像すると、ワクワクします。


お客様にも、ワクワクしていただけるよう、

いい提案をしたいと思います。

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