建築家・ナイトウタカシさんのブログ「現地調査から家創りの打合せへ」
現地調査から家創りの打合せへ
2015/09/09 更新
昨日の午前中は、とある家にお邪魔しました。
先日、リフォーム相談会でお会いしたお客様。
リフォーム、もしくはリノベーションを考える前に、
まずは、現状の調査が必要です。
というわけで、早速お伺いしてきました。
すごいのは、御主人がフリーの間取りソフトで、
現状の図面を起こしていたこと。
さらに!
こんな間取りができるのか?という感じで、
御希望の間取りに作り替えたりしてるんです!!
とても器用な御主人ですよね。
その図面をもとにしながら、いろいろと調査していきます。
間取りが合っているのかを確認したり。
窓の大きさや高さを測ったり。
置いてある家具を測ったり。
その作業と同時に、
「ここは、こんな風にしたい」
そんなお話も伺いながらで、とても愉しく調査できました。
その一環で、
床下と小屋裏の状況を確認。
見える範囲ですが、骨組みは問題なさそうでした。
リノベーションで大事なのは、この骨組み。
骨組みが痛んでしまっていると、表面だけきれいにするのでは、
今後安心して暮らしていけないからです。
調査は、午前中いっぱいかかって、屋外は次回となりました。
これを踏まえて、いい家創りにつながるといいなと思います。
午後は、とある家創りのため、お客様と打合せ。
じっくりと打合せをさせていただきました。
打合せでは、毎回、私から「宿題」がでるのですが、
それを、きちんとこなしていただいていることに加えて、
間取り等についても、ご夫婦で、じっくり検討していただいている様子。
毎週のようにお会いしているのですが、
短い時間の中で、きちんと検討していただいているのは、
とても嬉しいですし、家創りも順調に進んでいきますね。
着実に仕上げってきています。
昨日のテーマは、外部の窓について。
いろんな開き勝手があるのですが、
どんな開き方をするのかを、ひとつずつ説明しました。
使い勝手や、窓の役割(採光、通風)を考えながら、
決めていただくことになります。
今回の宿題は、この外部の窓を決めていただくことなんです。
じっくり比較検討しながら、決めていただけると思います。
家創りは、一気に全てを決めることはできません。
(規格の家創りであれば、可能かもしれませんが。。)
たった一つの家創りをしていくためには、
きちんと考えて、検討しながら、
ひとつずつ決定していくことが必要なんです。
その積み重ねによって、自然と、お客様らしい
家創りにつながっていくんですよ。
こちらのお客様は、コツコツと積み重ねてきていて、
決める内容も後半戦。
ほんと順調に来ています。
どんな家になるのか、愉しみですね!!