建築家・相川直子+佐藤勤さんのブログ「住まいのスタイル・形から家づくりを考える」
住まいのスタイル・形から家づくりを考える
2021/04/25 更新
設計・施工か設計・監理+施工か
戸建ての注文住宅を手に入れようと思った場合、まずは土地がなくてはなりません。
不動産情報を様々探しながらまずは土地の取得です。
なかなかわかりづらいことも多く、金額も金額なので不安も多いですよね。
土地探しの注意点はたった一つです。
「条件が良いのにお買い得な土地はない」
つまり不動産販売的な価値が高ければ、相応の値段がするので
条件が良くて安い土地はないということです。
安い土地には安いなりの理由が必ずあります。
まだみんなが知らないだけでお得……ということはありません。
土地には相場があり、時価があり、価格は上下はしますが、驚くほど安価になったりしないものです。
「お得だな」と思った瞬間にまずは疑ってください。
判断がつかない時には、私たちのような設計事務所に相談してみるのも一つの手です。
(お気軽にご相談を)
この辺りの話は後日取り上げる予定です。
さて、土地が取得できたならば、次は上物である家づくりです。
家づくりは、設計とその施工をしてくれるハウスメーカーや工務店に頼む方法と
設計を建築設計事務所に頼み、施工を工務店に頼むという2つの方法があります。
通常ハウスメーカーや工務店は、内部に営業設計の人がいて、設計をしてくれます。
その設計に基づいて社内の施工部門が施工をします。
つまり建主さんはハウスメーカーや工務店と「設計・施工」契約を結ぶのです。
これだと建主さんの立場に立って、
その利益を守るために工事の内容を確認する監理の立場の人はいません。
一方、「建築設計事務所+工務店」での家づくりでは、
建主さんは建築設計事務所と「設計・監理」契約をします。
契約内容に基づいて、建築設計事務所は建主さんの意向をもとに工務店を探します。
そして工務店が正しい価格で見積もっているか、
着工後は正しい方法で施工されているかを確認する「監理」業務を行います。
ここでもそれぞれメリット、デメリットがあります。
詳しくはまた改めて。
お金の話に戻りましょう。
(つづく)
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