建築家・塩田純一さんのブログ「透湿抵抗の低い壁」
透湿抵抗の低い壁
2013/03/13 更新
結露を起こさないためには透湿抵抗の低い材料をそろえる必要があります。外壁が耐力壁の場合、壁倍率も欲しいし、使える材料が限られてはきますが、数値の違いはあれ何種類か候補が上がります。ところが、壁長さが910㎜より短い耐力壁となると、どの建材も認定外となり壁倍率が使えないのです。ダイライトもモイスもアセダスDもグラスロックも大臣認定の壁に跳ねかえされてしまいます。告示と同等の耐力がありながら構造用合板のように600幅の耐力壁が使えないのです。モジュール通りの設計をすれば良いのでしょうが、自由度が制限されてしまいます。メーカーに期待する他ないのでしょうが、是非910幅以下で大臣認定を取って頂きたいと思います。